著者 : 大森望
ザップ・ガンザップ・ガン
兵器ファッション・デザイナー、ラーズは、兵器開発に鎬を削るこの時代の西側陣営の要だった。トランスにより霊感を得、兵器のスケッチを起こす。しかしこの兵器開発も、実際は全くのまやかしなのだ…だが、謎のエイリアン衛星が人類を考撃してきた時、彼は東側のデザイナー、リロと手を組み本物の究極兵器ザップ・ガンのデザインにとりかかる!
深き霧の底より深き霧の底より
彼は15歳のとき家を捨てた。のんだくれで凶暴な父親から逃れるために。そのすぐあと故郷の町は大洪水に襲われて壊滅、父はもとより、やさしかった母も幼い妹も死んでしまった。それから今日まで十数年間、故郷へは帰っていない。「いつ帰ってくるんだね、おまえ」ある晩、父から電話がかかってきた。深い霧が忍び寄る故郷の町に、いま何かが起ころうとしていた。そして霧の中から現われたものは…。新感覚超ハード・ホラーの傑作。
13日の金曜日13日の金曜日
クリスタル湖キャンプ。20年前、この湖でひとりの少年が溺れてから忌わしい事件が相次ぎ、ある時期からここは閉鎖された。〈血のキャンプ〉そう町の連中は呼んでいる。ところが今年から再会されるという。そして、指導員のバイト高校生たちがやってきた。何も知らずに…。そう、今日は13日の金曜日。不朽の元祖スプラッタ映画完全小説化。