著者 : 大野露井
教皇ハドリアヌス七世教皇ハドリアヌス七世
冴えない元聖職者志望が、突然「ローマ教皇」にー!?屋根裏部屋で一匹の猫と暮らす中年作家ジョージ。聖職者を志すも夢破れた彼のもとに、ある日突然、枢機卿が訪れる。「あなたが教会での将来を断たれたのは誤りでした。」念願の神父となったジョージが、観光気分で教皇選挙に沸くローマへ行くと、知らぬ間に教皇に選出されていた!「ハドリアヌス七世」を自称したジョージは型破りや“宗教改革”に乗り出し、謀略渦巻く教皇庁に大波乱を巻き起こすー!澁澤龍彦も注目した、異形の英国世紀末作家に“伝説的奇書”にして、破天荒な“自伝的幻想小説”初邦訳!!!
僕は美しいひとを食べた僕は美しいひとを食べた
男は美しいひとを食べたー真実の愛ゆえに。全篇にちりばめられた、古今東西の食人にまつわる膨大な逸話。この、妖しい輝きを発する告白体の小説こそ、カニバリズム文学のイデアへの最接近を果たした奇書と呼んでも過言ではない。
魔宴魔宴
ジャン・コクトーも、アンドレ・ジッドも、ココ・シャネルも、敬愛するから利用したー。パリで青春を謳歌した作家による実名小説ならではの、20世紀の花形たちをこれでもかと散りばめた、豪華絢爛の人物絵巻!瀟洒と放蕩の間隙に産み落とされた作家の自省的私小説、本邦初訳。
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