著者 : 太田光
笑って人類!笑って人類!
“マスターズ和平会議”はテロ国家共同体ティグロ代表・ブルタウにより破壊された。会議に遅刻し、世界に恥を晒したピースランド首相・・富士見は、マスコミから糾弾され、デモ隊から生卵をぶつけられ、支持率は地に落ちた。しかし彼は会議を再開するべく、フロンティア合衆国の大統領代理・アンに想いを込めた手紙を送る。富士見は桜を始めとする個性のキツイ秘書達、そしてアンと彼女を支える国務長官・ダイアナとともに、武器ではなく「言葉の力」で、どんな国のどんな立場の人間も置き去りにせず、世界を一つにしようとする。しかし、両親をテロで亡くしたアンには、ある秘密があったー。
文明の子文明の子
どこまでも飛んで行ける。想像力の翼があればー。23世紀初頭、一人の研究者があるマシーンを発明した。それは人類の“願い”を叶えてくれる、神のような装置だった。彼の孫・ワタルはマシーンの試運転のために自分の願いを口にしたが…。文明とは、私たちの犯した過ちなのか。未来は閉ざされてしまうのか。爆笑問題・太田がいちばん描きたかった世界がここにある。類稀なる長編小説!
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