著者 : 安部良典
琵琶湖エレジー琵琶湖エレジー
東京を離れ彦根に降り立った主人公は何を見たのか。暗くなるまで待って、近江鉄道、学生運動、リルケ、芥川龍之介、ふなずし……。「昭和」×「文学」×「滋賀」が交錯する短篇小説集。 赤鯥 庚申山異聞 変型の中庭 沈む家 一炊の夢 紙風船 琵琶湖エレジー
オリンピックの夏 新世界オリンピックの夏 新世界
「今日のことは、ゆうたらあかんで」と良江さんは念を押した。 昭和39年夏、東京五輪を間近に控えた大阪の下町で、浪人生の隆が出会った魅惑的な女性、昼からコップ酒をあおる肉体労働者、無口で陰のある大学院生ーー。 表題作「オリンピックの夏 新世界」ほか、「さよならの夏」「イダテン狂い」「土の記憶」「赤光の庭」「祭典の向こう」「虚空」全7篇を収録する珠玉の純文学短篇集。 さよならの夏 イダテン狂い オリンピックの夏 新世界 土の記憶 赤光の庭 祭典の向こう 虚空
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