小説むすび | 著者 : 宮崎亜美

著者 : 宮崎亜美

眠れぬ夜はボスと眠れぬ夜はボスと

家も頼りも未来も失った元令嬢は、 血も涙もない大富豪に拾われ……。 父と婚約者を同時に事故で亡くしたアンドレアは、 残された借金を返すため屋敷を手放さざるをえなくなったうえ、 傲岸不遜な辣腕実業家ライナスの秘書になるしかなかった。 けれど、次々に恋人を替えて独身貴族を謳歌しているボスを、 アンドレアはなぜか嫌いになれずにいた。 不幸のどん底でうちひしがれる私に救いの手を差し伸べ、 励ましてくれたのは、ライナスだったから……。 あるとき出張先のスコットランドで猛吹雪に見舞われたアンドレアは、 ボスと小さな宿で2晩を過ごすことに。しかもシングルベッドの寝室で! 不安しかない。27歳を目前に、私はまだ男性を知らないのだから……。 Amazonランキング第1位を記録するなど、今なお絶大な人気を誇るUSAトゥデイのベストセラー作家キャロル・モーティマー!そんな彼女がハーレクイン・レーベルで書いたボス秘書ロマンスを《キャロル・モーティマー・コレクション》からご紹介します。

王子と孤独なシンデレラ王子と孤独なシンデレラ

黒髪に黒い瞳をした息子の父親は……。 ロイヤル・シークレットベビー物語! 恋人に裏切られつづけて男性不信に陥ったシドニーは、 専門クリニックで子供をもうけ、小さな息子を独りで育てている。 ある日、同僚の結婚祝いを買いに訪れた百貨店で、 高級服に身を包んだ、息をのむほど魅力的な男性に声をかけられた。 驚くことに、ルールという名の彼は地中海の公国のプリンスだった。 シドニーははじめ戸惑ったが、話をするうちにどんどん惹かれ、 彼こそ、ずっと叶わぬ夢とあきらめていた理想の男性だと直観した。 やがて、息子に会いたがる彼を自宅へ招待することに。 恋に舞いあがったシドニーは、そのときまだ気づいていなかったーー 最愛の息子とルールが、とてもよく似た髪と瞳をしていることに。 2歳の息子もルールにとてもよくなつき、やがてシドニーは彼にプロポーズされます。性急すぎるというためらいはあったけれども、彼女は承諾することに決めるのでした。しかし、このまるで夢のようなロイヤル・ロマンスには、思いもよらない落とし穴が……。

この愛が見えないこの愛が見えない

言葉を重ねても、信じてもらえず…… 会えなくなって、想いだけが募る。 ありえない。妹の婚約者の義兄がサクソンだなんて! マギーは相手方の富豪一族と顔合わせする妹につき添い、 事故で失明した“ホーク”という気難しい義兄を和ませる役回りだった。 狙った獲物は逃さない鷹ーーホークと彼が呼ばれるのも不思議ではない。 サクソンは目的のためなら手段を選ばない冷徹な実業家だ。 かつてマギーは仕事で出会ったハンサムなサクソンに惹かれたが、 誤解がもとで彼から猛烈な怒りを買ってしまった。 逃げるように田舎に引っ込み、ひっそりと彼を想いつづけてきたのだ。 だが、そんな彼女に、サクソンは有無を言わせぬ鋭い調子で命じた。 「心から反省しているとわかるまで、私の目になってもらう」 8カ月前に視力を失ってから、すでに10人以上のナースを辞めさせ、身内にも恐れられるほど荒ぶるサクソン。以前の彼のように心を許してほしいという、純真無垢なマギーの願いは届くのでしょうか?HQディザイア1900号を記念してお贈りする、貴重な初邦訳作品です。

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