著者 : 小村雪岱
江戸役者江戸役者
邦枝がいざない、雪岱が開眼した江戸風情の世界。 八代目市川團十郎を軸に描く人間模様。 『おせん』に先立つ一年前の、記念碑的作品。 単行本初収録の挿絵70点を完全復刻。 2022年、京都で『江戸役者』の挿絵原画が全揃で見つかった。雪岱再評価の機運が高まるなか、91年の時を経て、雪岱と邦枝が初めてコンビを組んだその新聞連載小説が、新漢字・新仮名遣いでよみがえるーー。
おせん 東京朝日新聞夕刊連載版おせん 東京朝日新聞夕刊連載版
挿絵59点+カット8点完全復刻 昭和8年の息吹きが、88年の時を経て、新漢字・新仮名遣いでよみがえるーー。 邦枝の「江戸」を絵で昇華させた〈雪岱調〉の完成形。 朝日へ書いた『おせん』の挿絵の如き特に雪岱氏の代表作ともいふべきものーー邦枝完二 昭和8年(1933)に「東京朝日新聞」および「大阪朝日新聞」で59回にわたり連載された小説『おせん』。 著者・邦枝完二(1892─1956)と挿絵画家・小村雪岱(1887─1940)の才能の結晶。 『小村雪岱随筆集』『小村雪岱挿絵集』につづく、その仕事の軌跡。
初稿山海評判記初稿山海評判記
泉鏡花晩年の傑作幻想長篇小説『山海評判記』の貴重な新聞初出テキストと、連載時に小村雪岱が描き下ろした面妖不可思議な三百点近い挿絵すべてを収めた豪華美麗本。別冊として、福永武彦と種村季弘の先駆的作品論、新発見の草稿原稿、詳細な解題等も収録。
PREV1NEXT