著者 : 小松左京
こちらニッポン…こちらニッポン…
“異変”は突然の出来事だった。新聞記者・福井浩介はある朝、普段とはまったく違う光景を目にするーいや、「世界」はそのままなのだが、そこからは「人間」の姿が一切消えてしまっていたのだ!福井の他にも何人かの“消え残り”が確認され、この異様な事態の究明に乗り出すのだが…。人類消失という極限の状況下、人はいかに行動し、文明はいかに機能するのかを描く異色SF長篇。
霧が晴れた時 自選恐怖小説集霧が晴れた時 自選恐怖小説集
太平洋戦争末期、少年が屋敷で見た恐怖の真相とは!? 名作中の名作「くだんのはは」をはじめ、日本恐怖小説界に今なお絶大なる影響を与えつづける、ホラー短編の金字塔。
見知らぬ明日(あした)見知らぬ明日(あした)
「中国奥地でなにか起っている」テレタイプをのぞきながら新聞記者山崎はつぶやいた。-中ソ国境に近い新疆ウイグル自治区に突如かけられた未確認物体からの攻撃。未曾有の事態に、情報公開を迫る米国に対し、中国はそれを拒否、情勢はソ連をも巻き込む国際緊張へと発展した。だが、その間にもエイリアンの攻撃は地球的規模に広がり、影響はついに日本にまで…。人類滅亡の危機に鋭く迫る、本格長篇SFの名著。