著者 : 小野俊太郎
『トム・ソーヤーの冒険』の世界『トム・ソーヤーの冒険』の世界
背後にアメリカの歴史そのものが横たわっている『トム・ソーヤーの冒険』を精読する!各章の「あらすじ」を整理しながら鍵となるテーマを順に読解しつつ、独立宣言から100年後に出版されたこの作品の影響やアダプテーションにも迫る。表面上の少年たちの海賊ごっこや宝探しの冒険を精読すれば、過去や現在のアメリカ社会を考える上での手がかりを与えてくれる…、さあ、アメリカ文学の正典への冒険へ!
「クマのプーさん」の世界「クマのプーさん」の世界
『クマのプーさん』と『プー横丁の家』を精読する!「正典」とされる二作品の各章の「あらすじ」を整理しながら各章ごとに鍵になるテーマを順に読解していく。また、「プー物語」の他の作品への影響関係などにも迫る!原作に書かれたテキストそのものに寄り添うことでしか見えてこない文学の悦楽!
フランケンシュタインの精神史フランケンシュタインの精神史
200年前に書かれた『フランケンシュタイン』が提示する問題系の現代的な意義=「つぎはぎ」「知性や労働の複製」「母性をめぐる解釈」などをめぐり、日本の戦後SFへの継承をたどる!鉄腕アトム、鉄人28号、人造人間キカイダーなどの国産の漫画、アニメを「怪物からロボットやサイボーグへ」というテーマでつなぎ、日本SFの代表的作家、小松左京、光瀬龍、荒巻義雄、田中光二、山田正紀などへの継承と変遷をたどり、伊藤計劃と円城塔の合作『屍者の帝国』と通底する精神史とは…。
『ギャツビー』がグレートな理由(わけ)『ギャツビー』がグレートな理由(わけ)
村上春樹が訳し、レッドフォードが演じ、そして今度は、ディカプリオが演じた『ギャツビー』の魅力にせまる!ディカプリオ主演映画『華麗なるギャツビー』(2013年6月14日公開)の見所も紹介!
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