小説むすび | 著者 : 尾崎世界観

「俺を転売してくれませんか」伸び悩みに焦るミュージシャンがすがりついたのはカリスマ“転売ヤー”だった。第１７１回芥川賞候補作。

作家は真実の言葉で嘘をつく。現実の私をめぐり真実の言葉を紡ぐ第一線の表現者たちによるむき出しの物語。

私は書けないけど読めた。お母さんの秘密を。行き場のない少女は、カーテン越しに世界に触れる。第１６４回芥川賞候補作。

スーパーでアルバイトをしながらいつかのスポットライトを夢見る売れないバンドマン。恋をした相手はピンサロ嬢。どうでもいいセックスや些細な暴力。逆走の果てに見つけたものはー。人気ロックバンド「クリープハイプ」のフロントマン尾崎世界観、渾身の初小説。書下ろしスピンオフ短篇「字慰」収録！

「だめな男」と「めんどくさい女」。同棲中の恋人同士の本音を男女それぞれの視点で描く、究極の共作恋愛小説。

スーパーでアルバイトをしながら、いつかのスポットライトを夢見る売れないバンドマン。ライブをしても客は数名、メンバーの結束もバラバラ。恋をした相手はピンサロ嬢。どうでもいいセックスや些細な暴力。逆走の果てにみつけた物は…。「尾崎祐介」が「尾崎世界観」になるまで。たったひとりのあなたを救う物語。