著者 : 山川亜希子
この国で一番の弓の名人である哲也は、現在、小さな村の普通の大工として生きていたが、ある日、遠い国から来た別の弓の名人から挑戦を受けた。哲也はこの挑戦を受けることによって、その弓の名人だけでなく、村の少年にも弓の真髄を教えるのであったー。
神秘の扉を前に最後の試験に失敗し、奇跡の剣を手にできなかったパウロは、剣を見つけ出すため、スペイン北部を東西に横切る巡礼の道、「銀河の道」へ向かう。聖地サンチャゴを目指す長い旅路の途中、幾多の試練が降りかかり、オカルトや魔法に心を奪われていたパウロに、真のマスターへの道が示される。遠い旅の最後にパウロが行きついた真実とはー。著者の人生を一変させた体験をもとに描いた自伝的デビュー作。
半飼いの少年サンチャゴは、宝物がピラミッドに隠されているという夢のお告げを信じ、アンダルシアから砂漠を越えエジプトを目指す。彼はさまざまな出会いと前兆に導かれ困難な旅を続けていく。そしてある錬金術師との大いなる出会いを果たし、ようやくたどり着いたピラミッドで、彼を待ち受けていたものとはー。世界中で大ベストセラーとなった夢と勇気の物語。
羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じてー。「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」少年は錬金術師の導きと、さまざまな出会いと別れのなかで、人生の知恵を学んでいく。世界中の人々の人生に大きな影響を与えてきた夢と勇気の物語。
紀元前九世紀のイスラエル。世の中は混乱していた。指物師として工房で働くエリヤは、子供の頃から天使の声を聞いていた。だが、運命はエリヤのささやかな望みはかなえず、苦難と使命を与えた。「出来事」はすべての人に降りかかる。兆しを見つめるのか、見ない振りをするのか。諦めてしまうのか、乗り越えるのか。旧約聖書の時代から蘇る、愛と勇気の物語。
スペインの小さな田舎町で教鞭を執る29歳の女性ピラールは、12年ぶりに再会した幼なじみの男性から愛を告白される。病を治す力をもつ修道士の彼は、彼女に自分と一緒に来てほしいという。今の暮らしを捨てる決心がつかずに悩むピラールだったが、彼との旅を通して、真実の愛と神の力を再発見していく…。危険を冒すことを恐れていては、人生は何も変わらない。人の一生を左右する“魔法の瞬間”を見逃さないようにして正しい道を選べば、誰の人生も幸福へと辿りつくことを教えてくれる『愛の癒し』を描いた世界的ベストセラー。
本書はプラジルの作家、パウロ・コエーリョの処女作である『魔法使いの日記』(原題DiariodeumMago")の日本語訳です。彼の作品は『アルケミスト』『ブリーダ』『ピエドラ川のほとりで私は泣いた』『第五の山』の四冊の創作的作品と、この「星の巡礼』『ヴァルキリーズ』の二作に見られる自伝的要素の強い作品に分かれています。いずれの場合にも、人間のスピリチュアリティ、つまり、霊性の広がりを追求している作品です。物質的な発展の究極まで行きつき、魂の再発見に向かっている今、多くの人々の心を打つのも当然と言えましょう。(訳者あとがきより) 【目次】 プロローグ 第一章 到着 第二章 サン・ジャン・ピェ・ド・ボー *種子の実習 第三章 創造する者、創造されし者 *スピードの実習 第四章 自分に対する愛と寛容 *冷酷さを知る実習 第五章 メッセンジャー *メッセンジャーの儀式 第六章 愛 *直感力を養う(水の実習) 第七章 結婚 第八章 法悦 *青い天空の実習 第九章 死 *生きたまま葬られる実習 第十章 祈り 第十一章 征服 *RAMの呼吸法 第十二章 狂気 *影の実習 第十三章 命令と服従 *音を聞く実習 第十四章 トラディションの儀式 *ダンスの実習 第十五章 エル・セブレロ エピローグ:サンチャゴ・デ・コンボステーラ