著者 : 山野浩一
SFの、否、文学の総体の「革命」を目論むNW-SF社版に 未復刻の異色短編「スペース・オペラ」がプラスされた 完全版たる連作集 〈世界内戦〉下にある現在だからこそ、 山野浩一が透徹した筆致で綴る、永久に革命が続く 無何有郷たる「フリーランド」に刮目せよ! そして、 世界の革命家よ! 孤立せよ! レヴォリューション レヴォリューションNo.2 国家はいらない 土人形 革命狂詩曲 サムワンとゲリラ 戦場からの電話 フリーランド レヴォリューションNo.9 スペース・オペラ 山野浩一『レヴォリューション+1』の「政治」-解説にかえて(岡和田晃)
山野浩一が生前に執筆した唯一の長編小説、復刻! 「本書は忘却から掬い上げられてしかるべき強度を誇る」 (岡和田晃「山野浩一『花と機械とゲシタルト』論ーー解説にかえて」より) ====== 【目次】 登場人物・用語一覧 第一部 我と彼と彼女 第二部 猿と汝とゲシタルト 第三部 機械と水とパラコンパクト空間 第四部 花と廃墟とイリュージョン あとがき 岡和田晃「山野浩一『花と機械とゲシタルト』論ーー解説にかえて」 登場人物・用語一覧 第一部 我と彼と彼女 第二部 猿と汝とゲシタルト 第三部 機械と水とパラコンパクト空間 第四部 花と廃墟とイリュージョン あとがき 岡和田晃「山野浩一『花と機械とゲシタルト』論ーー解説にかえて」
単行本未収録の 「死滅世代」「都市は滅亡せず」「嫌悪の公式」はじめ、 思弁小説(スペキュラティヴ・フィクション)を提唱し、 普及させた第一人者による 反ー未来思考 解説=岡和田晃 【収録作品】 1 「死滅世代」と一九七〇年代の単行本未収録作 死滅世代/都市は滅亡せず/自殺の翌日/数学SF夢は全たくひらかない/丘の上の白い大きな家/グッドモーニング!/宇宙を飛んでいる/子供の頃ぼくは狼をみていた/廃線/ 2 一九六〇年代の単行本未収録作 ブルー・トレイン/麦畑のみえるハイウェイ/ギターと宇宙船/箱の中のX 四百字のX-1/X塔 四百字のX-2/同窓会X 四百字のX-3/ 3 21世紀の画家M・C・エッシャーのふしぎ世界 階段の檻/端のない河/鳩に飼われた日/箱の訪問者/船室での進化論の実験/不毛の恋/氷のビルディング/戦場からの電話/など全21編 4 未発表小説、および「地獄八景」 嫌悪の公式/地獄八景 解説=岡和田晃