著者 : 川嶋秋月
雪女の時空方程式雪女の時空方程式
画家の歌楽は、旅先で旧友の川東とその妻文絵に再会する。文絵は35年前に歌楽の出世作のモデルになった芸者だった。川東に再び文絵を描くよう頼まれた歌楽だが、突然川東に襲われて刺し違えてしまう。その時、キャンバスの中に描かれた文絵の顔は、まるで鬼のように変化していた…。事件の後、自身の絵と共に姿を消した文絵。
服を纏った白骨服を纏った白骨
動物公園のオオカミ放餌場で、服を着た若い女性の白骨遺体が見つかった。次々に各地で発見される同様の遺体と、ボイスレコーダーに遺された「レッド・マウンテン・ストーン」という謎めいた言葉。その裏に渦巻く現代社会の闇と因襲とは。弁理士探偵羽生絹シリーズ、ここに開幕。
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