著者 : 幸田敦子
英国の名著、復活! 少年たちの罪深い心理を打ち開き、読む者の良心に問いかける、サマセット・モーム賞受賞作。11歳のフーパーの屋敷に、家政婦の母親ともども同居することになった同い年の少年キングショー。その日から、フーパーの執拗ないじめが始まった。二人の暗闘に、双方の親は全く気づかない。追いつめられるキングショー。そして衝撃の結末が……。 英国の名著、復活! 11歳。この上なく純粋で、何者よりも邪悪。積もり積もった忍耐がその時、限界に達した──。 少年たちの罪深い心理を打ち開き、読む者の良心に問いかける、サマセット・モーム賞受賞作。 11歳のフーパーの屋敷に、家政婦の母親ともども同居することになった同い年の少年キングショー。その日から、フーパーの執拗ないじめが始まった。二人の暗闘に、双方の親は全く気づかない。追いつめられるキングショー。そして衝撃の結末が……。MBE勲章受章作家が描いた問題作。『ぼくはお城の王様だ』を改題。 結末はこれしかありえない。 こんな話は大嫌いだと言ってくる人もいる。 だが、「むかしの自分を見る思いです」と言ってくれる人もいる。 あなたはひとりぼっちではない。 (著者あとがきより)
1931年、豪華客船「女王陛下号」に乗りこんだ詐欺師コンビ、ガイとマックスの目にとまった絶世の美女ダイアナ。父親は有名な投資家、まさに絶好のカモだった。恋する男を装って罠を仕掛けるマックス。だが大いなる誤算、ふたりは本当の恋に落ちてしまう。歴史と人生の変転を見事に描くゴダードの最高作登場。
ダイアナの父、辣腕で鳴らすチャーンウッドは、我々の企みをすべてお見通しだった。破格の手切れ金を提示されたガイは、マックスの許可も得ず頷いてしまう。それが、思いもかけぬ殺人劇の発端になろうとは!やがて、船上の恋の結末は周囲の人々の運命を翻弄してゆく。名匠ゴダードが放つミステリー・ロマン。
長らく癌と闘っている母親ルイーズ。夫とはそりが合わない。娘のエイプリルは奔放なシンガー。同性愛の息子ダニーはやさしいが、東部に行ってしまう。ひとりぼっちのいま、ルイーズはすがるものが欲しくなる…。現代家族の愛と孤独を感動的に描いた話題作。