著者 : 影茸
「君の妹を好きになってしまった」--商才があり、仕事で成果をあげるも実家に搾取されていた伯爵令嬢・サーシャリア。唯一の拠り所の婚約者は実の妹と浮気をし、婚約破棄を告げてくる。さらに両親は味方になるどころか可愛げがないサーシャリアが悪いと家から追い出す始末。路頭をさまよっていると、初恋である第三王子と運命的な再会を果たして一緒に暮らすことに…!? 幸せな新生活に戸惑いつつも、大切な居場所を手に入れたサーシャリアはある決意をして…。一方、サーシャリアがいなくなったことで、愚かな家族と元婚約者の崩壊がはじまり…?
得体の知れない精霊を使役する謎の存在…召喚士。 貴族社会で忌み嫌われるそのスキルを授かった ライバートは両親から蔑まれる生活を送っていた。 努力を重ねるも報われず、妹アズリアだけが心の支えだった。 しかし、そのアズリアが賊に襲われたことがきっかけで 両親から勘当されてしまう。 失意に暮れ、行き倒れるライバートだったが ギルド職員のサーシャに拾われ、逆境から解き放たれたことで、 召喚士としての才能を開花させていくーー。
愛人と結婚したいからと、一方的に婚姻破棄を言い渡された侯爵夫人・マーシェル。 侯爵家当主のクリスは、それまで妻であるマーシャルに支えてもらった恩も忘れて彼女を屋敷から追放してしまった。 ーーしかし、その直後から崩壊し始める侯爵家。 クリスは知らなかった。 侯爵家の内政は、全てマーシェルのおかげで上手く回っていたことを。 彼女を失った今、侯爵家には何の力も残っていないことをーー。 これは、彼女を失った者が後悔と自責の念に苦しむ中、 追放されたマーシェルが真の幸せと愛を手に入れるまでの物語。
欠陥と揶揄されていた最弱治癒師、一部の冒険者達の逃亡に超難易度魔獣二体の襲来と、次々と訪れる迷宮都市への苦難。そんな中、欠陥治癒師として見下されていたラウストは、頼りになる相棒のナルセーナと共に、傷つき翻弄されながらも絶望的な迷宮暴走へと立ち向かう。絶望的とも思えた戦いに耐え一息つくラウスト。だけど、ナルセーナの態度がどこかよそよそしくなってしまい…。英雄としての階段を駆けのぼる!!