著者 : 木村彰一
クオ・ワディス 下クオ・ワディス 下
放火犯はだれだー民衆の怒りははけ口を求めて荒れくるう。列強の圧政に苦しむポーランド同胞への思いを、迫害されるキリスト教徒に託したこの作品は、発表と同時に熱狂的歓迎を受け、二七ヵ国語に翻訳された。はたして「心の勝利」は成るか。
クオ・ワディス 上クオ・ワディス 上
ローマーこの頽廃の都では恋など懶い日々のほんの一興。だが、ウィニキウスは心のすべてを傾けた。相手はリギ族王家の娘、人質の身の上、そしてキリスト教徒だったー。ヘリニズムとヘブライズムの拮抗を背景に、壮大な歴史ロマンの幕が上がる。
クオ・ワディス 中クオ・ワディス 中
傷ついたウィニキウスを一心に看護するリギア。神への愛に身を捧げる人たちの中にあって、それぞれの心に重大な変化が芽生え、やがて幸福の予感が二人を包む。しかし、ネロの気紛れからローマの街は一面の火の海にのみこまれることに…。
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