小説むすび | 著者 : 木村浩美

著者 : 木村浩美

天国から届いた贈り物天国から届いた贈り物

億万長者と歩む未来は、 すでに破れた夢なのに……。 最愛の兄の訃報に打ちのめされたカミラは、 悲嘆にくれていたある日、思いがけない人物の訪問を受けた。 ノア・グラントーー巻き毛の黒髪と青い瞳を持つ億万長者。 3年前、カミラはもうこれ以上愛する人を亡くしたくなかったから、 命がけの仕事に就くノアに別れを告げたのだった。 赴任先でカミラの兄と行動をともにしていたノアは、 今わの際の兄から妹への贈り物を預かっており、それを渡しに来たという。 ノアの子供を密かに産んで育てているカミラの心はかき乱された。 彼の胸に飛び込んで息子の存在を伝えたいけれど、そんなことはできない。 あの至福のときは過ぎ去り、愛は終わりを迎えたのだから。 『孤高の石油王の花嫁』で読者から大好評の愛なき契約結婚ものを描いたサラ・オーウィグ。彼女が今回お届けするのは、涙なくしては読めないシークレットベビーの物語です。ヒロインの亡き兄の遺志が無事に果たされることを願わずにはいられない感動作です。

氷の富豪と愛のナニー氷の富豪と愛のナニー

“氷の富豪”は噂どおり傲慢で、 泣きたくなるほど優しかった。 「今週、僕につきあってくれたら、いくらでも払おう」 大富豪のマットに誘われたのはナニーとしてだと知りながら、 養子斡旋所で働くクレアは赤面した。彼はとびきりゴージャスなのだーー 急死した友人の赤ん坊を引き取りに来て、途方に暮れていてもなお。 確かにクレアはこの4日間世話した赤ん坊と別れがたく思っていた。 でも、マットと行動をともにして、彼に惹かれずにいられるかしら? 仕事中毒の彼に特別な想いを抱けば傷つくのが目に見えているのに……。 だが迷った末、クレアは彼の豪邸で住み込みのナニーとして働き始めた。 ここにいるのはマットと恋に落ちるためではない、 私は一介の使用人なのだと、揺れる心に言い聞かせながら。 協力して育児にあたるうち、二人は強く惹かれあいますが、愛を知らないマットは愛を夢見るクレアに自分はふさわしくないと冷たく距離を置こうとして……。人気作家S・メイアーが繊細な筆致で愛の哀しみと尊さを描く、奇跡のようなハッピーエンド・ロマンス。

億万長者と愛を運ぶメイド億万長者と愛を運ぶメイド

愛の魔法で、 凍りついた富豪の心を溶かしてーー 火事でアパートメントを焼け出され、幼い娘とふたり 住む場所に困っていたジョイに、住み込みの家政婦の話が舞い込んできた。 雇い主のサムは、大富豪だというのにもう5年も山にこもりきりだと聞き、 山の上にひっそりと立つ彼の邸宅へおそるおそる向かったジョイ。 現れたのは、どきりとするほどハンサムでセクシーな男性だった。 彼みたいな人が、なぜ世捨て人のような生活をしているのかしら? サムはジョイを見るなり、君は若すぎると言って不機嫌になり、 幼いホリーに気づくと傷ついたような顔をした。 ジョイの懇願にしぶしぶ雇うと決めてはくれたものの、 彼は来る日も来る日も、煩わしげにジョイを遠ざけるばかりで……。 USAトゥデイのベストセラー作家、モーリーン・チャイルドが綴る、クリスマスにぴったりの心温まる物語をお楽しみください。愛を恐れる億万長者が不遇にめげないピュアなヒロインに少しずつ心を開いていく、感動のロマンティック・ストーリー。

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