著者 : 木村浩美
英国の美しい田舎に現れた女は八年前に失踪した遺産相続人なのか? 蔦の木だけが知る「誰も知らない昨日の噓」とは? 謎めいた女の出現が〈ホワイトスカー牧場〉に波乱の渦を巻き起こす……。M・スチュアートの長編第六作にして浪漫サスペンスの傑作を初邦訳! 誰も知らない昨日の噓 訳者あとがき
莫大な財産の相続と会社の経営方針を巡る一族の確執。その先に待ち受けるのは新たな秩序と成功を生み出す希望か、それとも全て奪い去る破滅か……。ハナサイド警視、第三の事件簿を初邦訳! やかましい遺産争族 訳者あとがき
敵を欺き、罠を躱せ。冷戦下のニューヨークで繰り広げられる〈ゆっくりスパイ劇〉! 「どこを読んでも面白さ文句なし!」『New York Times』書評より。 平和を愛したスパイ 訳者あとがき 解説 小野家由佳
『ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン』にて「メアリー・スチュアートは殺人とロマンスとを織り交ぜて、読者をぞくぞくさせる物語を紡ぐ」、『ロサンゼルス・タイムズ』では「魔法のような文章。手に汗握るサスペンスに生気とユーモアが漂っている」と評された女流作家による、ディズニー映画「クレタの風車」原作小説を初邦訳! クレタ島の夜は更けて 訳者あとがき 解説 横井司
出張でストックホルムにいるはずの夫がオーストラリアにいることが判明する。現地へ飛んだヴァネッサは美しい白馬をめぐる謎にまきこまれていく。 踊る白馬の秘密 訳者あとがき 解説
第二次大戦中に殺された男は何を見つけたのか? イギリス推理作家クラブ名誉主席アントニー・バークリーに絶賛された、メアリー・スチュアートの傑作長編が59年の時を経て初邦訳! "銀の墓碑銘 訳者あとがき 解説 三門優祐"
億万長者と歩む未来は、 すでに破れた夢なのに……。 最愛の兄の訃報に打ちのめされたカミラは、 悲嘆にくれていたある日、思いがけない人物の訪問を受けた。 ノア・グラントーー巻き毛の黒髪と青い瞳を持つ億万長者。 3年前、カミラはもうこれ以上愛する人を亡くしたくなかったから、 命がけの仕事に就くノアに別れを告げたのだった。 赴任先でカミラの兄と行動をともにしていたノアは、 今わの際の兄から妹への贈り物を預かっており、それを渡しに来たという。 ノアの子供を密かに産んで育てているカミラの心はかき乱された。 彼の胸に飛び込んで息子の存在を伝えたいけれど、そんなことはできない。 あの至福のときは過ぎ去り、愛は終わりを迎えたのだから。 『孤高の石油王の花嫁』で読者から大好評の愛なき契約結婚ものを描いたサラ・オーウィグ。彼女が今回お届けするのは、涙なくしては読めないシークレットベビーの物語です。ヒロインの亡き兄の遺志が無事に果たされることを願わずにはいられない感動作です。
魅惑の富豪と冴えない私。 不自然すぎる“恋人同士”。 高級リゾート施設の広告提案に臨んだエリーは、 広告主であるニッコロ・ロッシの姿をひと目見た瞬間に まるで流砂に落ち込むような感覚を味わった。 端整な顔、漆黒の髪と瞳、しなやかでたくましい体つきーー ギリシア神話の彫像のように美しい冷徹なプレイボーイ富豪は 色気に欠けるエリーの広告案を一蹴し、悪魔のように微笑した。 「1週間、現地のヴィラに泊まるんだ。僕の恋人のふりをして」 わけあってこの仕事を逃すわけにいかないエリーは彼に従った。 これは純粋な現地視察よーーざわめく胸にそう言い聞かせながら。 安全第一の人生を送ってきた仕事人間のエリーにとって、ニッコロの危険な提案は青天の霹靂でした。この世の楽園のように美しいリゾートで心と体を解きほぐされ、募りゆく恋心を自覚したエリーは、束の間の喜びと知りながら独身主義のニッコロに純潔を捧げて……。
ある旧家の邸宅で銀行家が瀕死の重傷を負った。愛用の銃で撃たれたのだ。事故か、自殺未遂か、殺人未遂か。三つの可能性が提出されるも、それぞれ決定打に欠け、推理の堂々巡りが続く。ひょんな事から事件に巻き込まれた素人探偵ジャーニンガムが現地に駆けつけるが、謎解きの手掛かりを見つけられないまま、銀行家は意識不明のまま死亡する。その後も銃撃による怪事件は続き、邸宅中を血に染めながら次々と残虐な惨劇が繰り広げられて行く。 " 疑惑の銃声 訳者あとがき 解説……阿部太久弥"
“氷の富豪”は噂どおり傲慢で、 泣きたくなるほど優しかった。 「今週、僕につきあってくれたら、いくらでも払おう」 大富豪のマットに誘われたのはナニーとしてだと知りながら、 養子斡旋所で働くクレアは赤面した。彼はとびきりゴージャスなのだーー 急死した友人の赤ん坊を引き取りに来て、途方に暮れていてもなお。 確かにクレアはこの4日間世話した赤ん坊と別れがたく思っていた。 でも、マットと行動をともにして、彼に惹かれずにいられるかしら? 仕事中毒の彼に特別な想いを抱けば傷つくのが目に見えているのに……。 だが迷った末、クレアは彼の豪邸で住み込みのナニーとして働き始めた。 ここにいるのはマットと恋に落ちるためではない、 私は一介の使用人なのだと、揺れる心に言い聞かせながら。 協力して育児にあたるうち、二人は強く惹かれあいますが、愛を知らないマットは愛を夢見るクレアに自分はふさわしくないと冷たく距離を置こうとして……。人気作家S・メイアーが繊細な筆致で愛の哀しみと尊さを描く、奇跡のようなハッピーエンド・ロマンス。
愛の魔法で、 凍りついた富豪の心を溶かしてーー 火事でアパートメントを焼け出され、幼い娘とふたり 住む場所に困っていたジョイに、住み込みの家政婦の話が舞い込んできた。 雇い主のサムは、大富豪だというのにもう5年も山にこもりきりだと聞き、 山の上にひっそりと立つ彼の邸宅へおそるおそる向かったジョイ。 現れたのは、どきりとするほどハンサムでセクシーな男性だった。 彼みたいな人が、なぜ世捨て人のような生活をしているのかしら? サムはジョイを見るなり、君は若すぎると言って不機嫌になり、 幼いホリーに気づくと傷ついたような顔をした。 ジョイの懇願にしぶしぶ雇うと決めてはくれたものの、 彼は来る日も来る日も、煩わしげにジョイを遠ざけるばかりで……。 USAトゥデイのベストセラー作家、モーリーン・チャイルドが綴る、クリスマスにぴったりの心温まる物語をお楽しみください。愛を恐れる億万長者が不遇にめげないピュアなヒロインに少しずつ心を開いていく、感動のロマンティック・ストーリー。
謎めいた大学教授ドミニクと運命の出会いを果たし、めくるめく官能の世界へと誘われたサマー。抑えつけてきた性への衝動を解放した彼女は、バイオリニストとして成功し、ニューヨークのオーケストラに迎えられる。だが同居を始めたドミニクとは気持ちがすれちがうばかり。さらに、彼女に執着する男の罠に落ち、性の奉仕を強いられて…。官能ロマンス“エイティ・デイズ”シリーズ第二弾。
男性とうまく付き合えないヴァイオリニストのサマーは、演奏に没頭することで欲求をごまかしてきた。だがある富豪との取引をきっかけに、心の奥底に眠る性への渇望に火がつき……。官能ロマンス
資産家の娘でありながら幼稚園につとめるフェイスは、結婚して子どもを持つことがいちばんの夢。だが、金目当ての男性はいたものの、彼女自身を愛してくれる相手には出会えないでいる。そんなとき、セクシーで有能なビジネスマン、コナーが、大胆にもある提案を持ちかけてきた。それはふたりの結婚。いい夫、いい父親になるのと引き換えに、フェイスの父親の会社のCEOになりたいというのだ。愛は考慮に入れない契約結婚だが、ふたりのあいだには欲望があり、それが幸せの礎になるはずだった…。めくるめく情熱、甘美で刺激的なセクシー・ロマンス。