著者 : 杉下光代
十字架を刻む男十字架を刻む男
射殺した被害者の死体を、鋭利なナイフで十文字に切り裂く連続殺人犯。ラスヴェガスを恐怖に陥れた狡猾な殺人鬼は、元ニューヨーク市警の精神異常犯罪捜査官スタインに、不可解なメッセージを送りつけてきたー。「おまえが使命を果たすためにラスヴェガスへ来ないのなら、誘拐した少女の指を一本ずつ切断する」というのだ。さらなる凶行を阻止すべく、スタインは狂気に支配された多重人格の犯罪者との心理戦を開始した。
KGB第13局KGB第13局
ペレストロイカが進むソ連で、対外秘密工作を司るKGB第13局が解体されることになった。だが、これに不満を抱く保守派が、第13局の責任者になっていた世紀のスパイ、キム・フィルビーと共に、アメリカを大混乱に陥れる作戦を開始する。そんな折り、ロンドンの米国大使館にKGBの高官が亡命を申し出た。彼からソ連の陰謀を知らされた米政府首脳部は、特殊部隊員デランに密命を下すが…。策謀が交錯する本格スパイ小説。
PREV1NEXT