著者 : 林信吾
太平洋大海戦太平洋大海戦
中国大陸での権益をめぐり、アメリカと対立する日本。両国の水面下では決戦準備が、着々と進められる。そして一九三一年三月、パナマ運河を航行中の「明石丸」の大爆発を契機に、日米決戦の火蓋は切って落とされる。勢いに乗る日本海軍は、激戦の末、フィリピンを陥落、続いて、グアムをもその手中におさめる。度重なる失態に突き上げられた米海軍は、かつてない大規模な艦隊を率いて太平洋に出撃。そして、日本の背後に忍び寄る、ソ連の影。70年前に出版され、かの山本五十六が真珠湾奇襲攻撃のアイデアを得たともいわれる、幻の“日米未来戦記”-その結末やいかに。
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