著者 : 楠谷佑
刑事部長の息子で高校生の霧島智鶴は、究極の無気力にしてどんな無理難題も解決できる天才。たぐいまれな推理力により、刑事からも一目置かれ、様々な事件にアドバイスをしていた。そんな彼のもとに次々と事件が舞い込む。ちぐはぐな交換殺人、豪邸に届いた怪盗からの予告状、作家の謎の自殺、さらには赤い紐を使った連続殺人……。 しぶしぶ事件に挑む智鶴だが、彼を嫌うエリート刑事・上諏訪と対立。どちらが先に解決するのか勝負にーー! 気鋭のミステリ作家のデビューシリーズ2巻が、加筆修正、さらに書下ろしの番外編も追加した完全版として再誕! ・目次 プロローグ 第一章 世にも奇妙な交換殺人 第二章 怪盗が常に華麗とは限らない 第三章 夏バテ気味の安楽椅子探偵 第四章 あてにならないミッシングリンク 番外編 あまりにも不毛な推理合戦 単行本版のためのあとがき プロローグ 第一章 世にも奇妙な交換殺人 第二章 怪盗が常に華麗とは限らない 第三章 夏バテ気味の安楽椅子探偵 第四章 あてにならないミッシングリンク 番外編 あまりにも不毛な推理合戦 単行本版のためのあとがき
まばゆいばかりに【純粋】(ピュア)な【犯人当て】(フーダニット)! ぜひすべてのミステリ好きに腕まくりして挑んでほしい五つの挑戦状。それでも、きっと最後にこう口にしてしまうはず。 「えっ!こんなところまで伏線だったの!?」____作家・久住四季 ★読書メーター 単行本の読みたい本ランキングで週間1位を獲得!(2025/3/17〜3/23)★ 高校生の霧島智鶴はたぐいまれな推理力を持ち、どんな無理難題も解決できる天才。だが、めんどくさがりな性格から無気力に過ごしていた。ある日、彼は殺人事件の第一発見者に。そして落ちこぼれ刑事・熱海の推理を聞き、思わず口を出したことで、協力するはめに……。ダイイングメッセージの謎、豪邸にある壺のすりかえ事件、刑事熱海の従妹誘拐、さらには脱出ゲームでの事故などなど、同級生でオタク女子の揚羽や後輩の美少年・柚季とともに仕方なく事件に挑む。 やがて、明かされる切ない過去とはーー。 いま注目のミステリ作家の伝説的デビュー作が、加筆修正、さらに書下ろしの番外編も追加した完全版として復活! プロローグ 第一章 ダイイングメッセージはいつの時代もY 第二章 割に合わない壺のすり替え 第三章 限りなく無意味に近い誘拐 第四章 どことなく無謀なハウダニット 第五章 霧島智鶴のコールドケース 番外編 答えのない日常の謎 単行本版のためのあとがき プロローグ 第一章 ダイイングメッセージはいつの時代もY 第二章 割に合わない壺のすり替え 第三章 限りなく無意味に近い誘拐 第四章 どことなく無謀なハウダニット 第五章 霧島智鶴のコールドケース 番外編 答えのない日常の謎 単行本版のためのあとがき
評論家・杉江松恋によるミステリをより面白く読むためのコラムと、辻真先や青崎有吾、斜線堂有紀など豪華作家陣七名によるホームズやルパン、ポアロなど世界各国の名探偵のオマージュ短篇を収録する、大人も子供も楽しく学べる必携ガイド&アンソロジー。
論理の石段を積み重ね、真相を俯瞰する 高台に登る過程を、推理といいます。 案山子だらけの山村が、 豊穣なミステリの里に変貌する! これはその感動の記録です。--辻真先 清々しいまでにストレートな犯人当て。 〈読者への挑戦〉が二段階に分かれて 挿入されているのもフェアで、 意図が判るとうれしくなる。 追いかけたくなる作家がまた一人増えた。--有栖川有栖 現場は雪の密室、犯人は案山子!? 俊英が贈る渾身の純正本格推理 〈家政夫くんは名探偵!〉シリーズの新鋭による、本領発揮の傑作 案山子だらけの宵待村で、案山子に毒の矢が射込まれ、別の案山子が消失し、ついに殺人事件が勃発する。現場はいわゆる雪の密室の様相を呈していたーー。“楠谷佑”のペンネームで活動する合作推理作家の大学生コンビが謎に挑むシリーズ第一弾。本格推理の俊英が二度に亙る〈読者への挑戦状〉を掲げて謎解きの愉しみを満喫させる、渾身の推理巨編! 叢書ミステリ・フロンティア20周年記念特別書き下ろし作品。
全寮制男子高で起こった、不可解な殺人事件。 同室の迷コンビが挑む、青春ミステリー! 全寮制男子校である霧森学院の旧寮「あすなろ館」。 昨年起きた“ある事件”のせいでほとんどの生徒が新寮に移ってしまい、今はたった6人の生徒しか入居していない。 あすなろ館の住人の一人・兎川雛太(とがわ・ひなた)が2年に進級した始業式前日、新たな入居者がやってきた。今年度から学院に編入してきた鷹宮絵愛(たかみや・エチカ)。彼は動物にしか心を開いていない変人だが、優れた頭脳の持ち主だった。奇しくも同室になった二人は、最初は反発するも次第にお互いを知っていくーー。 しかし、ある日、あすなろ館に向かう遊歩道の途中にある東屋で、学内で絶対的な権力を持つ生徒会長の湖城龍一郎が何者かに殺害された。現場の状況から、犯行が可能なのはあすなろ館の住人だけである。 転入生のエチカは湖城から目を付けられていたため、犯人の最有力とされてしまう。雛太はエチカの嫌疑を晴らすため、捜査を始めるがーー!? 予想外の結末に驚愕する! 注目の若手作家がおくる、学園ミステリ。
秋も深まり空気が乾き始めたころ恩海警察署の刑事課はとある事件で大忙しだった。 刑事の怜も疲労が限界に達していた。 忙しい日が続いていたある非番の日に、なじみの家政夫の光弥を呼ぼうと考えるが…… 掃除・洗濯・謎解きなんでもこなす優秀な家政夫とお疲れ刑事の二人が難事件を綺麗に解決する。 待望の家政夫ミステリー第二弾! 第一章 少年と放火魔の問題 第二章 出現する屍の問題 第三章 聖夜の殺意と友情の問題 あとがき
仕事で忙しく、家事が行き届かなくなった刑事の怜は家事代行サービスを呼ぶことにーー。 そこにやって来たのは、きれいな顔立ちをした青年・光弥だった。 黙々と仕事をこなす光弥との話題のひとつとして抱えている事件の話をすると、 彼はあっと言う間に真相を言い当ててしまうーー! 『無気力探偵』の著者が贈る、家政夫ミステリー? 第一章 死者から届くメールの問題 第二章 甘く香る罪人の問題 第三章 過去と刑事と家政夫の問題
「(事件現場から)帰れと言われたので帰ります」 刑事部長の息子で高校生の霧島智鶴はどんな事件でも解決できる天才だが、最大の欠点は、究極に「無気力」なこと。 高校二年の夏をだらだらと過ごしていた彼のもとに、刑事の熱海や同級生の揚羽、女の子に間違えられる後輩の柚季らが次々と事件を持ち込む。 つながりのありそうな二件の殺人事件、豪邸に届いた怪盗からの予告状、ある作家の謎の自殺、さらには赤い紐を使った連続殺人……。 なぜか智鶴に敵愾心を持つエリート警部・上諏訪と対立しつつ、しぶしぶ事件解決に挑むがー? 無気力ミステリー、待望の第二弾!
高2の霧島智鶴はどんな難題も解決できる天才だが、最大の欠点は究極に無気力なこと。そろそろ進路も考えねばならず、労力を使わず頭脳だけで稼げる仕事はないか?と考える日々。そんな彼のもとに、失敗で現場捜査を外された落ちこぼれ刑事や同級生の揚羽、柚季らが次々と事件を持ち込む。ダイイングメッセージの謎、誘拐、脱出ゲームでの事故などに挑み…?やがて彼の隠された過去が明らかになりー。