著者 : 樹林伸
驚異の診断力を持つ謎の少女・白夜が高森病院の診断協議チーム「DCT」に入って1年。誤診を指摘し、白夜は次々に患者を救っていたが、以前に難病を患った元グラビアアイドルの日比野カンナが、またしても病に冒された。病名は「癌」。しかも子を宿しており、手術、薬物、放射線ーーいわゆる癌の3大療法では子供を救えない。果たして白夜は母子を助けることができるのか? 癌のメカニズムと治療法に挑む、空前の医療小説! プロローグ 第一章 1年後の喧騒 第二章 消えた胎児 第三章 血のデッドライン 第四章 必然の邂逅 第五章 悪魔の工場 エピローグ
不動産会社に勤める桜木紫野は、同僚に誘われ初めてワイン会に参加する。口慣れないワインと人間関係に意気消沈する紫野だったが、織田一志というベンチャーの若手旗手と出会う。紫野のワインに対する敏感な感覚に興味をもった彼は、新たなワンイ会に紫野を誘う が、ある事件がおきてーー。『神の雫』の原作者が描くワイン小説。
濃密な乳白色の霧に覆われた早朝の公園で、編集者の狩岡将貴の前に、白衣のみを纏った美少女が現れた。彼女の名は白夜。一切の素性を明かさない彼女だったが、突然、狩岡の胃痛の原因を言い当てる。さらに狩岡が連れて行った高森総合病院で驚くべき診断能力を発揮。次々に誤診を指摘し、やがて白夜は病院の診断協議チーム「DCT」に抜擢される。彼女は一体何者なのか? 複雑化を辿る病因を鮮やかに解決する、画期的な医療小説! 第一章 カスパー・ハウザー 第二章 DCT 第三章 可愛い悪魔 第四章 ミルウォーキーの奇跡 エピローグ=プロローグ
『神の雫』原作者が書いた初のワイン小説! 不動産会社に勤める入社4年目のOL桜木紫野は、初めて参加したワイン会でベンチャーの若手旗手、織田一志と出会う。 ある事件で身動きがとれなくなった織田の代理で、紫野はさまざまなワイン会を巡る。そこは男女の愛情と欲望と打算が渦巻く場でもあった。 ワインに引き寄せられた人々の熱情と宿命に、紫野も巻き込まれてゆく……。 藤田晋氏、佐々木希さん大絶賛! ○藤田晋氏(株式会社サイバーエージェント代表取締役) 私も気のおけない仲間とワイン会を楽しみますが、人生にこれほど充実した時間がある でしょうか。ワインが極上の一本ならばそれは至福のときになります。 樹林さんの小説はその極上のワインのような味わいがありました。 ○佐々木希さん(女優) 主人公のキャラクターの魅力、そして意表をつくストーリー展開に、読み始めたら止ま らなくなりました。 ワインの知識も増え、読み終えた後にワインを飲みたくなりました。
もう一度、巡り逢う。そのとき、二人のあいだには、何が芽生えるだろう。別れてしまった恋人、終わってしまった恋。時を経て、ふたたび出会った二人には、思いもかけない物語が待っていた…。『金田一少年の事件簿』『神の雫』をはじめ、多くのヒット作を手がける漫画原作者が、はじめて本名で発表する、少し甘口な、大人の恋愛小説集。