小説むすび | 著者 : 橘外男

著者 : 橘外男

予は如何にして文士となりしか予は如何にして文士となりしか

著者

橘外男

出版社

幻戯書房

発売日

2021年9月13日 発売

日本文学史上稀有の国際的スケールと型破りのジャンル混淆的ロマン性によって、コロナ禍の今こそ再評価されるべき作家・橘外男の、主な単著未収録作品を三つのテーマで編纂した、3冊連続刊行企画・第2弾。自伝物語篇。 類い稀なるストーリーテリングと、類人猿(ゴリラ)への異常な愛情。 軍人の父に放逐された文学好きの不良少年は、芸妓と出逢い一大改心。貿易商のかたわら小説デビューし、あれよという間に直木賞。しかしその回想はいつも微妙に食い違う……虚々実々に彩られた怪作家の人生を辿る自伝物語篇。(解説=川口則弘) 春の目覚め:学校と家を追い出された外男少年は年上の女性歌人に誘われ…… 若かりし時:叔父がトップを務める札幌鉄道局に勤めた外男少年は貧苦のあまり……(「青春の尊かりし頃」「わが青春の遍歴」改題、再録) 懐し金春館時代:関東大震災で焼失した映画館への懐旧…… 結婚とは:知人の披露宴で突如祝辞を求められた橘氏は…… 予は如何にして文士となりしか:小説家として再デビューするきっかけは…… 人生は六十五歳から:若き日にゴリラ言語学の道を諦めた橘先生が立てた老後の生活設計とは……(「人生は常に若く」改題、再録) 資料編(日本書院時代の新聞広告集/有島武郎「『太陽の沈みゆく時』序」/第7回直木賞選評/並木行夫作「小説・橘外男」他) 解説:川口則弘(直木賞研究家)

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