著者 : 武田千香
ソフィアの災難ソフィアの災難
今、すべてが生まれ変わりつつあった。若者の目覚め、主婦におとずれた啓示、少女の運命、出口を求める老婆ー。日本翻訳大賞受賞『星の時』の著者でありウルフ、カフカ、ジョイスらと並ぶ20世紀の巨匠、死後約40年を経て世界に衝撃を与えた短篇群。
エルドラードの孤児エルドラードの孤児
アルミント・コルドヴィウは、急死した父親の事業を継ぐが労働することに意識は向かず、一夜をともにしたきり姿を消した、あるインディオの女を忘れることができずにいた…。現代のブラジル文学を代表する作家が描く、文明と神話的世界が交錯した愛の物語。
ドン・カズムッホドン・カズムッホ
「いつもいっしょ…」「こっそりと…」「もし二人が恋仲にでもなったら…」彼女は視線をゆっくり上げ、わたしたちは互いにみつめあった…。みずみずしい描写で語られる愛と友情、波瀾万丈の物語。小説史上まれにみる魅力的なヒロインが、こんなところに隠れていた。美少女と美少年、美しくせつない「恋」と「疑惑」の物語…偏屈卿と呼ばれた男の、数奇な?自叙伝?ブラジル文学の頂点。ブラジル文学第2弾!
果てなき大地果てなき大地
過去と故郷を捨て、カカオ農園による一攫千金をねらって、理想の土地を目指す男たち…。森に棲む神々や妖怪たちの伝説と詩を奏で、理想郷ケセイロ・グランデの争奪が繰り広げられる。血塗られた森に彼らが見たものとは…。次期ノーベル賞の呼び声高い、ブラジルの人気作家による最高傑作!気鋭の訳者による本邦初の完訳。
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