著者 : 水木楊
台湾政府高官が死ぬ間際に贈ってきた一冊の本。そこには、覇権国家・中国が企む、台湾武力介入計画を示す暗号が隠されていた。元自衛隊員にして、台湾で秘密工作員として活動している東大介はその暗号を読み解き、パートナーのアメリカ人工作員とともに中国の野望を打ち砕く活動を始めた。壮大なスケールで描く迫真の台湾侵攻劇。
2014年、中国。新聞社の北京特派員・田波は、重慶の暴動を知り現地に赴く。それは策謀渦巻く中国の深い闇への入り口だったー。北京五輪から6年、役人の腐敗や農村の困窮に対する人民の不満が、やがて大きな奔流となって天安門になだれ込む!綿密な取材に基づいて描かれた、これぞ近未来小説の決定版。
人類滅亡まで、あと20593日!21世紀、世界の国々は互いに争い、あるいは自滅の道を歩んでいた。地球環境は破壊しつくされ、行き過ぎた科学技術やコンピュータ文明は人間から人間らしさを奪っていた。このままでは、世界は破滅する-立ち上がった40人の男たちは、人類再生の戦いを挑むが…。人類の未来を鮮やかに予見した、混迷の世紀末の必読書。
日露戦争のさなか、欧州にあって背後から帝政ロシアを崩壊させるべく暗躍した日本人がいた。陸軍大佐明石元二郎は、フィンランドの独立を夢見る革命家コンニ・シリアクスと共に策動してロシア革命の火付け役となった。諜報活動に於いて常に後れをとってきた日本では希有の、大物スパイの実像に迫る。歴史を動かした男たちが、全欧州を舞台に繰り広げるスリルに満ちた情報工作記。
国際社会の秩序を乱す鬼っ子、日本を経済封鎖、完全占領せよー。巨額の貿易赤字と高失業率にあえぐアメリカは、ついに極秘プロジェクト「チェリー計画」を始動させた。孤立した日本に残された道は?計画をスクープした新聞記者・太刀一希の運命は?現役の国際派記者が、詳細なデータと的確な情勢分析に基づき、数年後に現実に起こり得るシナリオを提示する画期的ミステリー。
日本を経済封鎖、完全占領するホワイトハウスの極秘プロジェクト「チェリー計画」を日本人記者太刀一希がスクープした。だが、計画は着々と進んでいく。日米会談決裂、日本のサミット脱退。孤立した日本に残された道は、ソ連と手を結ぶことなのか、それともすでに手遅れなのか-。詳細な情勢分析に基づき、10年後の日本の経済社会、政治情勢を描いた画期的なミステリー小説。