著者 : 池井戸潤
最終退行最終退行
乱歩賞作家渾身のリアリティーあふれる長編銀行ミステリー。「きっちりお返ししてやるさ。この銀行という組織にね」ゼネコンへの巨額不良債権を放棄する一方、中小企業に対しては貸し渋り、貸し剥がし。中小企業の経営者を相手にコツコツと働いてきた現場行員が、私利私欲に凝り固まったエリート頭取に鉄槌を下す。
架空通貨架空通貨
女子高生・麻紀の父が経営する会社が破綻したーー。かつて商社マンだった社会科教師の辛島は、その真相を確かめるべく麻紀とともに動き出した。やがて、2人がたどり着いたのは、「円」以上に力を持った闇のカネによって、人や企業、銀行までもが支配された街だった。 江戸川乱歩賞受賞第1作『M1』を改題 街は暗黒の企業に呑み込まれた! 女子高生・麻紀の父が経営する会社が破綻したーー。かつて商社マンだった社会科教師の辛島は、その真相を確かめるべく麻紀とともに動き出した。やがて、2人がたどり着いたのは、「円」以上に力を持った闇のカネによって、人や企業、銀行までもが支配された街だった。 江戸川乱歩賞受賞第1作『M1』を改題 第一章 霧 第二章 黒い町 第三章 軌道道 第四章 破綻 第五章 期限の利益 第六章 オルゴール
仇敵仇敵
大手都市銀行の次長職から地方銀行の庶務行員となった恋窪商太郎。駐車場の整理とフロア案内の傍ら、融資に悩む後輩社員へアドバイスする…そんな日々に、以前より「人間らしさ」を取り戻した恋窪だったが-。「正義」を求めたばかりに組織を弾き出された男が、大銀行の闇に再び立ち向かう!メガバンクの内幕と、地方銀行の実情を描ききる銀行ミステリーの傑作。