著者 : 河崎浩
克己克己
守られた権益か、勝ち取る未来か 今や、海外から日本人のメンタリティーと誤解されている、切腹や、戦前の価値観では美徳とされた『死を持って失敗の責を償い』それを命じた権威。その考えや行為、その存在の 愚かさを彼は、この時代に既に喝破し、故に、参集してきた若者に説きたかったのだろう。(本文「枠の中の戦争」より) プロローグ 刀工とは 始まり 半年が経つ 秋。政策 機構改革。一年が過ぎていた 二年目の春、初めての夷狄との戦 嫡男の死、摘孫との邂逅 着任三年目 帰還、政局 葛野にて 枠の中の戦争
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