著者 : 浅生鴨
二・二六 HUMAN LOST 人間失格二・二六 HUMAN LOST 人間失格
昭和111年、医療革命によって死が克服された日本。人間が異形化する「ヒューマン・ロスト」現象により人類を滅ぼさんとする堀木正雄のかつての部下・西園寺省吾は、存在しないはずの「寿命以外で死ぬ若者」に出会う。その姿は戦争で若者が死なない世界を夢見た記憶を思い出させるのだった。SFアニメ『HUMAN LOST 人間失格』の過去を浅生鴨が創案するオリジナルストーリー。
伴走者伴走者
「お前は伴走者だ。俺の目だ」『夏・マラソン編』「速いが勝てない」と言われ続けた淡島は伴走者として、勝利に貪欲で傲慢な視覚障害者ランナーの内田と組むことにー。『冬・スキー編』優秀な営業マンの涼介は、会社の方針で全盲の天才スキーヤーの女子高生・晴の伴走者をするよう命じられるが…。自分ではなく他人のために勝利を目指す。熱くてひたむきな戦いを描く、新しいスポーツ小説!
アグニオンアグニオン
有機神経知能によって高度に制御された未来社会で、恐るべき最終計画が始動した。永遠の平和を実現するため、人々が欲望を抱くことを禁じ、嫉妬も争いも根絶すべく暴走する監理者。並行する二つの世界で、少年は感情を自らの手に取り戻せるのか。圧倒的スケールの冒険SF長篇。
PREV1NEXT