著者 : 清水真砂子
子どもの本のまなざし子どもの本のまなざし
現代の児童文学はなにを問題にしようとしているのか。E.L.カニグズバーグ、フィリパ・ピアス、ヴァジニア・ハミルトン。これら現代の児童文学に最も重要な位置を占める作家のなかに、日々を生きのびる技術、生きてあることの不思議さ、そして時代を曳く思想のあり方などを認め、時代の感受力のありようを示す。読者の強い要望から生まれた新装版。
幸福の書き方幸福の書き方
人間とはなにか?私たちが生きるというのは、いったいどういうことか?今という時代を生きのびるために、そして根拠のあるよろこびと明るさをどこまでも持ちつづけ、問いを生きつづけるために、子どもの本を通して見えてくるものを等身大のことばと低い静かな口調で語りかけるもうひとつの児童文学入門。
影との戦い影との戦い
血気にはやる若者ゲドは、魔法の修行中、傲りと妬みの心から禁じられた呪文を唱え、死の国の影を呼び出してしまう。その影(実は自らの魔性の影)との激しい戦いを通して、ゲドは光と闇の世界の神秘に触れ、人生の真実に目覚めてゆく。神話的な多島海世界を舞台に、「無意識の闇」の謎に迫るファンタジーの傑作。
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