ヌーヴォー・ロマン作家サロートが到達した、伝記でも回想でもない、まったく新しい「反ー自伝小説」。「私」と「あなた」の対話ではじまる、言葉とイマージュと記憶の物語。サロート円熟期の実験作がついに44年ぶりに邦訳刊行!
スランプに陥った新進作家のまえに現れた、謎めいたゴースト・ライター。急速に親しくなってゆく二人の女性をめぐる、恐怖のメタフィクション!