小説むすび | 著者 : 漆原麗

著者 : 漆原麗

秘書に哀れみのキスを秘書に哀れみのキスを

「秘書は見た目がよくて頭が空っぽがいい」 ーーなんて時代錯誤で横暴なボス! 10代で両親を失って以来、懸命に働いてきた秘書のテッサは、 妹の学費を賄うため、より待遇のいい会社への転職を決めた。 だが新しい職場で彼女を待っていたのは、 冷酷な独裁者のような社長カーティスだった。 仕事はもちろん、コーヒーの味にも文句をつけ、 あげくの果てには、自分の娘の世話までテッサに押しつける始末。 しかも歴代の秘書は皆、テッサとは正反対のセクシーな美女ばかり。 地味な私に、この人の秘書が務まるのかしら? ある日、うっかりして足をくじいたテッサは、 思いがけずカーティスに優しく介抱され、ときめいてしまい……。 ボス&秘書ロマンスの決定版! 働きづめの貧しい苦労人の秘書が気難しい魅惑の傲慢ボスに振り回されてーー? 純粋なヒロイン像を描いて大人気のキャシー・ウィリアムズ。キャラクター描写が秀逸な元祖シンデレラストーリーをお届けします。

脅迫された花嫁脅迫された花嫁

まさか彼の花嫁になるなんてーー 私を残酷に捨てた、初恋のあの人の。 19歳のローズは訪れたバルセロナで、長身でたくましい 黒髪の若き銀行家、ハビエルと出会い、たちまち虜になったーー 純潔を捧げた翌朝、捨てられるとは夢にも思わず。 10年後、ローズは従妹の婚約パーティで偶然ハビエルと再会する。 あのとき、妊娠したことだけでも告げたかったけれど、 彼が他の女性と結婚間近と聞かされたあと、流産したのだ。 「お会いできて光栄だ、ロザリン・メイ」ハビエルに笑顔で挨拶され、 ローズは落胆した。私の顔も覚えていないのね……。 だがハビエルは、言葉巧みになぜか彼女を スペインの実家へ連れていき、強引に結婚を承諾させてしまう! 余命いくばくもない祖父のためという大義名分を振りかざされ、自分を深く傷つけた忘れえぬ一夜の相手と、やむなく結婚したヒロインでしたがーー。大人気のスペイン人ヒーローに、情熱的に迫られる純真なヒロインの恋物語をお楽しみください。

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