著者 : 澤村御影
尚哉の友人・難波の元に不幸の手紙が届いた。 時を同じくして、高槻と尚哉は「図書館のマリエさん」という聞き慣れない都市伝説を知る。 図書館の蔵書に隠された暗号を解かないと呪われるというのだが……。--「不幸の手紙と呪いの暗号」 鬼神伝説が残る村に調査に出向いた一行は、不気味な洞窟で、額に穴のあいた頭蓋骨を見つける。 その直後、高槻に思いがけない受難が……。 尚哉は、佐々倉はどうする!? 「あぁ、この世はなんてたくさんの呪いに満ちているんだろうね。」--「鬼を祀る家」 高槻と、幼馴染である捜査一課の刑事・佐々倉の幼い頃を描いた番外編「【extra】それはかつての日の話」も収録。 いま、売れに売れている民俗学ミステリ、シリーズ待望の第3巻! 本当に、面白いんです!!! イラスト/鈴木次郎 第一章 不幸の手紙と呪いの暗号 第二章 鬼を祀る家 【extra】 それはかつての日の話
怪異収集家の准教授・高槻彰良と、その助手で嘘を聞き分ける大学生・深町尚哉のもとに、「学校の怪談」の調査依頼が舞い込んできた! どうやら、町の小学校で「コックリさんの呪い」なる噂があるらしい。児童たちは、コックリさんが教室のロッカーに棲み付いたと信じており、 PTAを巻き込んだ騒ぎになっているようだ。噂の真相を2人は見抜けるか……?--「学校には何かがいる」 大学は文化祭の季節。周囲が浮き立つなか、尚哉は自分の特異な能力のせいで、誰とも打ち解けられずに孤独を感じる。 ある日、ひどく熱を出し寝込んだ尚哉。回復し、文化祭に参加したところ、自分の耳に異変が起こっていることに気づき動揺する……。 そんなさなか、有名女優から、スタジオに現れた幽霊の調査依頼が舞い込んで!? 尚哉に起こった異変とは?--「スタジオの幽霊」 高槻と尚哉のもとに、あるサラリーマンの男性が相談にやってきた。聞けば、高齢の両親が、近所に住む少女を「まな様」と呼び崇めているのだという。 お守りとして両親が飾っている「まな様」の描いた絵は、どこか奇妙だった……。 高槻と尚哉、そして友人の警官・佐々倉は、調査のため奥多摩に出向く。そこで彼らが見た真実とは。--「奇跡の子供」 尚哉の耳に異変!? 高槻の過去が語られる!? 目が離せない驚きの第2巻!!! 読まない手はない! ハマる人続出。今、売れに売れています! イラスト/鈴木次郎 第一章 学校には何かがいる 第二章 スタジオの幽霊 第三章 奇跡の子供
「怪異は、現象と解釈によって成り立つんだよ、深町くん」 人の嘘がわかる耳を持ち、それゆえに孤独になってしまった大学生・深町尚哉。 なんとなく受講した「民俗学2」のイケメン准教授・高槻になぜか気に入られ、 怪異に出会うとついテンションが上がってしまう彼の「常識担当」として助手をすることに。 親しくなるにつれて尚哉は、高槻の瞳が時々夜空のような青色に変わることや超記憶能力を持っていることなどを知る。 実は高槻もまた、幼い頃に奇妙な体験をしていたのだ……。 このアパートは、幽霊物件?! 隣の空き部屋から聞こえる奇妙な音の正体は…。 ーー「第一章 いないはずの隣人」 ふと気づくと、周りにいつも針が落ちている……。これは呪い?それとも…。 ーーー 「第二章 針を吐く娘」 肝試しに出かけた少女が消えた。しかし数日後、彼女は帰ってきた。足の裏はきれいなままで…。 ーー「第三章 神隠しの家」 果たしてこの世に「本物の怪異」は存在するのかーー? 読まない手はない!今、売れに売れています! ちょっぴり残念なイケメン准教授と、常識担当の大学生の凸凹コンビが 民俗学の知識を使って、怪奇事件や都市伝説の謎を「解釈」する軽快なミステリ、開講!!! イラスト/鈴木次郎 第一章 いないはずの隣人 第二章 針を吐く娘 第三章 神隠しの家
文芸編集者のあさひは、作家の御崎禅の所へ通いつめた結果……ついに第一章があがった! 出来は非常に良く、ラストが楽しみの毎日。しかし、異捜の依頼は容赦なく御崎の下に振ってきており……。
編集者の瀬名あさひが担当しているのは、覆面作家の御崎禅。その正体は、なんと吸血鬼。人外の存在が関わる事件について、警察に協力している彼のもとへは次々と奇妙な話が舞い込んでくる。ある日、警視庁異質事件捜査係の夏樹から、死んだ人が化けて出ているという噂話が持ち込まれ、現場の公園へ行ってみると、確かに死んだはずの男性が子供と話をしていた。彼の正体は一体…。番外編「あたしのご主人様のこと」収録。
文芸編集者2年目の瀬名あさひは、憧れの作家・御崎禅の担当となる。映画好きで意気投合するものの、彼は実は吸血鬼であり、人外の存在が起こした事件について、警察に協力していることがわかる。捜査より新作原稿を書いてもらいたいあさひだが、警視庁から様々な事件が持ち込まれる中、御崎禅がかつては人間であったこと、そしてそこに秘められた悲しい過去を知っていく。第2回角川文庫キャラクター小説大賞≪大賞≫受賞作。