著者 : 牧野有通
ピェール(上)ピェール(上)
理想と現実に引き裂かれる曖昧なる人間の愚かさを見つめ、キリスト教社会の欺瞞、西欧社会の偽善を炙り出すー『白鯨』の著者メルヴィルが世界の破滅絵図として描いた大長編の問題作。全二十六の書のうち、イザベル登場によりピェールの反逆の人生の火蓋が切られる“第十二の書”までを収録。
ピェール(下)ピェール(下)
理想と現実に引き裂かれる曖昧なる人間の愚かさを見つめ、キリスト教社会の欺瞞、西欧社会の偽善を炙り出すー『白鯨』の著者メルヴィルが世界の破滅絵図として描いた大長編の問題作。故郷からの旅立ち、作家への道と破天荒な人生行路が待ち受ける“第十三の書”から“第二十六の書”までを収録。
書記バートルビー/漂流船書記バートルビー/漂流船
ウォール街の法律事務所で雇った寡黙な男バートルビーは、決まった仕事以外の用を言いつけると「そうしない方がいいと思います」と言い、一切を拒絶する。彼の拒絶はさらに酷くなっていき…。不可解な人物の存在を通して社会の闇を抉る、メルヴィルの代表的中篇2作。
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