著者 : 田中淳一
環環
ニャンニャン理論、 わがアヒル=友バガディーヌ(とその赤ちゃん(月、火、水、木、金、土、日)たち)、 代々伝わる神聖なる手づかみ漁儀式(自惚れ屋のマスをのぞく!) 一つの樹木がその枝を伸ばすかのように、数々の枝に分かれた幼少期のエピソード群。物語・挿入・分岐と、ウリポメンバーならではの複雑な構成からなる、規格外の自伝的フィクション。 写真家だった妻の早逝、その空虚を埋めるべく書かれた<ロンドンの大火>シリーズ。全六巻からなる大著の一巻であり、著者の代表作!
三回殺して、さようなら三回殺して、さようなら
ミス・マープルの甥っ子、レスター警部は、季節外れの休暇をとって、南フランスにある山間の田舎町にやってきた。ところが到着早々、買いたてのフェラーリが、盗まれたうえ運転席に死体をのせて崖下で大破しているのが発見される。状況に不審を抱いたレスターは、同じホテルに泊りあわせた伯母を髣髴させるイギリス婦人とひそかに捜査を開始するが、追うほどに事件の根は深く、悲痛なものであることが明らかになっていった!ゴンクール賞作家がグロテスクにしてアラベスクな怪事件の顛末を軽妙かつ重厚に綴るちょっとブラックな傑作ミステリ。
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