著者 : 町田康子
カダフィの標的カダフィの標的
1992年6月、エルサルバドルで過激派が米海軍の最新型核ミサイル・トライデント2Aを略奪。協調路線をとる米ソにとって、この一件は、新デタント崩壊の引き金ともなりかねない。隠密裡に事件の処理にあたる米政府に対し、ソ連首脳はGRUの女工作員を米本土に潜入させ、真相究明にあたる…。-大物スパイと名女優の間に生まれた美貌のスパイ・アーニャをめぐる裏切りと陰謀。事件の背後にリビアの影とソ連上層部の確執が…。
魔性の落とし子魔性の落とし子
夜中にふと見をさましたロバータは総毛立った。窓辺に女が立っている。全身に妖気を漂わせ、腕に赤ん坊を抱いて。と、女と赤ん坊の顔は共に崩れ、骸と化していった。翌朝、生後まもないローバタの息子が奇怪にも息絶えていた。果たして彼女たちの古びた住まいは呪われているのか?また、屋根裏で発見された女の肖像画を自室で祀る12歳の養女エアリエルに潜む秘密とは?密やかに忍び寄る戦慄と狂気。鬼才の異色ホラー。
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