著者 : 白狼
新たな権力者の横暴によって、存続の危機に立たされてしまった冒険者ギルド。団長ゲッツはその権利を認めさせるため、国中を巻き込んだクーデターを画策する。決行は10日後。そんなこととは知らないクルトたち冒険者は団長に命じられるまま、やけに実戦的な行進訓練に精を出すのだが…!?鍋を片手に生き抜く異世界サバイバル、第2弾!
転生先は、冒険者見習いの少年クルト。場所は戦場、手に持つのは鍋と銅蓋ー!?なんとか転生即死の危機を切り抜けると、ガチ中世レベルの暮らしにも順応。現代知識を使って小金稼ぎ、ゴブリン退治もなんのその。これからは、鍋を片手に第二の人生謳歌する!て、この鍋、敵を倒すと光るんだけど!?鍋と世界の秘密に迫る異世界サバイバル、開幕!第3回ドラゴンノベルス新世代ファンタジー小説コンテスト大賞。
孤児院出身のマリーロズは10歳で受けた適性審査の結果、「空間魔法」のスキルを得るが、空間魔法は魔力コストが高く、使いこなせれば便利だがそこまで至る者は少ないという不遇のスキルだった。コツコツと魔力を増やすマリーロズはある時、この魔法の最も優れた使い道を思いつく。それは、迷宮を旅する冒険者をサポートするため、空間魔法を使って「宿屋」を作ること。魔物を倒し、その死体を持ち帰るのが冒険者の習慣だが、荷物が増えてしまい攻略が進まない。迷宮内に宿屋があれば、冒険者たちも助かるはず。期待に胸膨らませるマリーロズを助けようとたくさんの冒険者もやってきた。そんな空間魔法使い少女の迷宮宿屋経営が今始まる!
王都を陥落し、魔王としての脅威をしめしたドワイト。だがその侵略戦争の勢いをとめることはない。すべては世界に平和をもたらすため。そんななか、エルフの里より人間の進攻からの守護依頼がとどく。そしてその先で出会う生前の因縁。順調に勢力を広げるドワイトたち新魔王軍だったが、しかし世界はその最強を許さず次なる刺客を送り出す。世界は魔王の存在をゆるさず、勇者という力をひとつの人間に宿す。では、それを迎え撃つドワイトの信念ははたして正義なのか悪なのか。その答えは正義と悪が交わした剣の先に委ねられた。
勇者と共に魔王を討伐した賢者ドワイト。世界に平和をもたらしたはずの彼らは、次代の魔王になるつもりだという疑いをかけられ、死者の谷へと突き落とされて命を落とす。それから十年後。肉の身体を失ったドワイトはスケルトンとなり、谷底でひっそりと生き永らえていた。深い後悔に苛まれる彼は、勇者の亡骸を抱いて自問自答する。そして、一つの結論に達した。「間違っているのは世界だ。私が否定しなければ」決心したドワイトは、死者の谷の瘴気を喰らい尽くした。彼はかつての魔王を凌駕する存在となり、無数のアンデッドを率いて地上を目指す。すべては真の世界平和のため。-最強の力を得た不死の王は、人類を相手に戦争を始めるのであった。
俺はただ、アイドル好きなだけだった。ドルヲタの俺は暴漢に襲われたアイドルを助けた時に死亡し、異世界に転生した。そこで出会ったのは、鎧姿で密かにダンスの練習をしていた少女・ベル。その才能と情熱に惚れ、彼女をアイドルの道へ誘った俺を、ベルの付き人キュリアが慌てて引き止める。「ベル様には、魔王という立場がおありなのです!」え、魔王って、世界征服しがちとかいう、あの魔王?これは、アイドルの概念などない異世界で、転生特典を駆使して、魔王を命がけでアイドルにしなければならなくなったプロデューサーこと俺の物語。魔王なデュラハン、露出魔の霊少女、超絶音痴なローレライ、皆まとめて俺のアイドルに…できるのか!?