著者 : 石原しゅん
花房藩釣り役 天下太平 天気晴朗なれど波高し花房藩釣り役 天下太平 天気晴朗なれど波高し
釣り×侍の新境地。笑いと涙の大人気シリーズ、続編登場! あの愛され侍、天賀太平がパワーアップして戻って来た。 手にする武器は釣り竿一本!その戦いを刮目せよ!! 幕末の動乱期。 のほほんとした風貌とは裏腹に、花房藩の釣り役「天下太平」 こと天賀太平の竿先には、藩と家族を守る重大な使命が隠されていた。次々と現れる敵や陰謀を前に、釣り侍は知恵と技でどう立ち向かうのか? 笑いと緊張が交錯する、異色の時代小説! 序章 第一章 鯛のしゃくり釣り 第二章 弁天様と八咫烏 第三章 嵐の前の騒がしさ 第四章 壱の釣り、弐の釣り、そして参の釣り 第五章 決戦! 太平対五艘の刺客船 第六章 嵐奉行と切腹奉行 第七章 白い百日紅 終章 最後の戦い
花房藩 釣り役 天下太平〜五月の恋の吹きながし〜花房藩 釣り役 天下太平〜五月の恋の吹きながし〜
城下では有名人であり特に釣好きの間では天賀太平よりは「天下太平」、あるいは顔がそっくりな「へのへのもへじ」を縮めて「へのじ」と呼ばれるこの物語の主人公は、天賀太平二十三歳。花房藩五万三千石で釣り役を務めている。やる事なす事すべて頓珍漢、だけどなぜかみんなに愛される釣り侍は、「天下太平日々是れ好日、世はなべて事も無し(今日は天気が良くて嬉しいな)」を口癖に、今日も竿をふるのである。
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