小説むすび | 著者 : 石崎比呂美

著者 : 石崎比呂美

Radio Silence レディオ・サイレンスRadio Silence レディオ・サイレンス

NYタイムズ・ベストセラー作家 アリス・オズマンが描く アイデンティティ、多様性、選択の自由をテーマにした傑作、待望の邦訳! フランシス・ジャンヴィエは、学年トップの成績で生徒会長を務める優等生。ケンブリッジ大学に入学するために人生の大部分を費やしてきた。クラスメイトにはガリ勉で退屈な子だと思われているけれど、自分でもそのとおりだと思っている。フランシスには勉強以外で心から楽しめることがひとつだけある。〈ユニバースシティ〉というポッドキャストのドラマを聴くことと、そのファンアートを描くことだ。 アレッド・ラストは、男子校に通う物静かな秀才でイギリス国内でトップクラスの名門大学への進学が決まっている。彼が〈ユニバースシティ〉のクリエイター、レディオ・サイレンスであることは誰にも気づかれていない。 偶然にもフランシスとアレッドは共に人に知られたくない秘密〈ユニバースシティ〉でつながった。友情を深めていく二人だったが、ある出来事がきっかけでその関係が歪みはじめる。そしてフランシスとアレッドには、それぞれに向き合わなければならないことがあったーー

Solitaire ソリティアSolitaire ソリティア

世界33か国以上で翻訳出版されているベストセラーLGBTQ+コミック『HEARTSTOPPER ハートストッパー』の作者アリス・オズマンが、17歳の時に書いたデビュー小説。『ハートストッパー』が生まれたきっかけとなる作品。 主人公は人づき合いが苦手で内向的な高校生、トリ・スプリング(『ハートストッパー』の主人公、チャーリー・スプリングの姉)。好きなことは寝ることとブログで、無意味なことだらけの日常に辟易している。 そんなある日、謎のブログ〈ソリティア〉のURLと、マイケル・ホールデンという男の子がトリの前に現れる。妙ないたずらを仕掛けだす〈ソリティア〉、それは次第にエスカレートしていき学校中を巻き込んでいく。〈ソリティア〉の目的は一体…? そして、マイケル・ホールデンは何者なのか…? トリの視点で描かれる日常、そこで巻き起こる友情や恋愛、人間関係の中にティーンエイジャーたちの “ほんとうの声” が聴こえてくる。 なお、本作はコミック『ハートストッパー』と共通するキャラクターが多数登場しているが、内容はよりダークでシリアスなものになっている。本書冒頭には、「本作には、自殺や自殺未遂、自殺念慮、自傷行為、うつ、摂食障害、脅迫性障害に関する記述があるため、読者ご自身の判断で、安全に配慮してお読みください。」という作者からの注記を記載している。

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