著者 : 石田リンネ
不動1位の天敵王子(ライバル)から離れて、気ままに魔法研究したいのにーー! 国を揺るがす事件の調査で、魔法学園に潜入!? 都会での序列争いから離れ、自身の研究の稀少価値の高さには気が付かないまま、田舎でひとり静かに魔法研究を楽しむ天才魔法使い・ノエル。 けれど、そうした穏やかな日々は唐突に終わりを告げるーーアストラリア王国の第三王子・クロードの来訪によって。 学生時代、因縁のライバルだった彼の急な訪問に戸惑うものの、告げられたのは極秘任務の依頼。 その内容は、毎年各国から選りすぐりの魔法使い99名が入学するオルディア学園において、存在しないはずの100人目の新入生が忍び込んでいるーー にもかかわらず、そのことに誰も気が付いていないというもの。 つまりは、世界の未来を担う者達が集まる学園で大規模な記憶改竄が行われていて……!? 「稀代の天才である君に、この事件を調査してほしい」 天才魔法使いがその才略で世界を救う魔法学園ファンタジー、開幕!
“神隠し事件”以降、自分は無理に『普通の人』でいなくてもいいのだと、時代の変化を受け入れる<守護>千鳥。だが帯刀が大学卒業後、正式に<守護代>になるつもりだと聞き、思わず反対してしまう。そこへ、那須で静養している先代さまから「百目鬼が現れた」との報せが。柏と帯刀を連れ那須へ向かった千鳥は再会を喜ぶが、懐かしい先代さまは優しさの中にもどこかよそよそしい様子で……?
自分を支える“守護代”の面々と、関東の土地神“守護”としての道を歩みはじめた千鳥。最近の楽しみは新米守護代・帯刀の成長を見守ること!そこへ、京都で幼い子供が消える“神隠し事件”が起きているとの報せが。見た目から「京都立ち入り禁止」を言い渡された千鳥は、柏を代役にして神さま会議も欠席に。衝撃を受けながらも、代わりに「あちらの世界」のカラスが多数出没しているという浅草に出向くがーそこでも“神隠し”が発生して…!?
現代日本。関東の“土地神”である千鳥(←四百歳越え)は、神さま歴一カ月半!忙しい人間生活をようやく引退した千鳥は「ご隠居と呼べ」と皆に要求しつつも、やっぱりなにか仕事ない…?とそわそわする毎日。ある日、頼りになる右腕の柏、現代っ子の帯刀と共に、月に一度の神さま会議に出向くが…先輩神さま方から「平氏の亡霊が蘇った」と厄介な仕事を押しつけられて!?土地の記憶に眠る『伝説の武器』を手に、彼らの戦いが始まるー!