著者 : 神崎京介
東京の大学に進学した先輩・小泉ゆかりに誘われて、山神大地は初めて上京した。かつて旅館のアルバイト中に出会った、デパート案内嬢・太田祐子との再会、ゆかりのお母さんとの意外な遭遇…。そして、東京を知り伊豆に戻った大地は、島野先生のもとへ。心が芯から疼くシリーズ第11弾。
夏休み、大地はサッカー部の合宿でマネージャーの友江と初々しいキスを交わし、水沢先生とは林の中で月の光を浴びながらお互いを晒け出した。地元・三嶋大社のお祭りの夜、三田先輩と躯を重ねる寸前までいって別れたあと、突然呼び止められた。東京に行ったゆかりだったーシリーズ第10弾。
社内でも評判の美女とふたりで、伊豆の高級旅館で迎えた朝。触れ合ったと思った心は-(「手遊び」)。「結婚」の二文字を言い出さない男に、女は迷いの果てに、答を出した(「心火」)。久しぶりのラブホテルで、上気する妻の顔。夫の浮気は気づかれていたのか(「遣り場」)。さまざまな愛のかたちを描いて、女という不可解な謎を解く、情感あふれる、九つの物語。
他愛ない内容ばかりだった。特に近づいてこようとしない相手との、安心な、心地よいメールのやりとり。今、そこから踏み出したら、その先には何が待っているの?限りない成熟?それとも不安?もしかしたら…自由?放埒と純情が乱舞する情愛小説の頂点。
江藤雅典はラブホテルのクイーンサイズのベッドの上で二五歳のみずみずしい肉体を堪能していた。若い恋人、野中秀美とのセックスはとても相性がよかった。性的な相性がいいだけではない。八歳年上という年齢差も影響しているかもしれないが、彼女との性格の相性もよく、あけすけなセックスの会話もすんなりとできた。そんな彼女とエクスタシーをむかえる瞬間、江藤は悪夢をみた。突然、別れた妻の大山香奈に会ってみたい、という思いに囚われたのだ。その瞬間から、江藤は秀美と元妻の二人の女の間で、揺れ動いて-。
妻子ある歯科開業医の合田祥一は、学生時代から偽の職業と名前をかたって女性を口説き、その場限りの情交を結んできた。しかも保身のため「三度は会わない」「どんなにいい女でも情を通わせない」を自分の約束事にしていた。由利とも当然、その場限りの関係と思っていた合田だったが、偶然再会してしまい、甘美な肉体を味わううち、合田の心にスリルを楽しむ気持が芽生えてくる。だが、由利が客を装って歯科医院に現れたり、昼食時に待ち伏せされたり、車の中にわざとピアスを忘れられたりするうち、合田の心は…。
山神大地は、陸上部の部室で結ばれた同級生・淳子とふたたび愛を交わす。新任の川上先生には進路指導室やマンションの浴室で“指導”を受ける。レコード店の若奥様の幸子とは倉庫で抱き合い、別のクラスの雪乃にはやさしく接するー「週刊現代」で大好評の官能巨編・シリーズ第6弾。
大地は、恩師の島野先生から失恋したことを聞かされ、愛しさに震えた。同級生の淳子とは陸上部の部室で結ばれる。東京の大学に進学するゆかりとは教室の中で燃え、お母さんとはモーテルでひとつになる。一人旅の女子大生には初めて“男”を教えるー『週刊現代』好評連載中の官能ロマン。
正月早々、山神大地は中学時代の同級生・和子と再会、熱く燃える。高校の先輩・小泉ゆかりのお母さんには図書館のトイレに誘われ、強烈な体験を味わう。さらに、出戻りで書道教室の美里先生ともからだを合わせ、深い快感で先生の哀しみを癒してあげるー『週刊現代』好評連載中の官能ロマン。
山神大地は、交通事故で骨折入院。見舞いにきた保健の水沢先生と病院のベッドで、それを見た看護婦とも結ばれる。“性”を教えてくれた島野先生には成長を認められ、学校一の才媛で先輩の留守中にはお母さんから自宅に誘われる。『週刊現代』好評連載官能ロマン、文庫化でますます好調第3弾。
OL、高校教師、旅館の若女将、先輩…。ある時は風呂場で、ある時は図書館で、またある時は海の中で…。美貌の教師に性のすばらしさを教えられて以来、山神大地は次々と魅力的な女性に出会い、快感の深みにはまっていく。『週刊現代』好評連載中の官能ロマンー圧倒的期待に応えて第2弾登場。文庫オリジナル。