著者 : 福田玲子
平家物語創生記 -徒然草第二二六段に寄せてー平家物語創生記 -徒然草第二二六段に寄せてー
あなたの知らない『平家物語』がここにある 都に忽然と現れた漂泊の琵琶法師は、亡き平家一門の霊を慰めるために物語を語り始める。その語りは、華やかで勇壮な物語ばかりでなく、敗者たちの怒りと無念、そして彼らが本当に遺したかった声を掘り起こす。 第一章 創生の人々 第二章 鎌倉へ 第三章 武士の行方 源平の戦 第四章 干戈の響き 承久の乱の気配 最終章 灌頂の巻
新西行物語 憧れの月と花新西行物語 憧れの月と花
弓張の 月にはづれて 見し影の やさしかりしは いつか忘れん 平安末期、天才歌人・西行が長年想い焦がれた女性がいた。 忘れ得ぬその面影に惹かれて武士の道を捨て、家族を捨て、出家遁世し、 生涯月と花を歌い続けた西行の軌跡をたどる。 生きることが難しい時代だからこそ、読んでもらいたい。 平安末期は、戦争、疫病、飢饉、大地震、大火災が打ち続く時代だった。 貴族の世から武者の世へ。崇徳院と後白河院、平清盛と源頼朝。 これは、激動の時代を、ひたすら月と花の美しさを歌い上げ、 風のように自由に生き抜いた一人の男の物語。 【目次】 序章 旅立ち 第一章 月の面影 第二章 初度陸奥の旅 第三章 保元の乱 兼賢阿闍梨編 第四章 保元の乱 新院編 第五章 保元の乱 その後 第六章 宮の法印 第七章 松 第八章 蓮華乗院 第九章 再度陸奥の旅 第十章 やすらい花 最終章 月と花
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