小説むすび | 著者 : 秦豊吉

著者 : 秦豊吉

トンネルトンネル

手塚治虫氏! 「SFベスト作品を挙げるようにいわれれば、 この『トンネル』を十指のなかに入れることにいささかもためらいはない」 筒井康隆氏! 「あの手塚治虫にヒントをあたえたほどの作品なら面白い筈と確信して読みはじめたのだが、たしかにこれは面白かった」 舞台はニューヨーク。青年技師マック・アランには、長年温める壮大な計画があった。アメリカとヨーロッパを24時間で結ぶ「大西洋横断海底トンネル超特急プロジェクト」--。老獪な大銀行家ロイドの協力を仰ぎ、投資家からの資金集めに成功する。完成期限は15年……。 未曽有の大工事に18万人の労働者を動員、人類史上かつてないプロジェクトがはじまった。爆発事故の大惨事、株の取り付け騒ぎ、労働者の暴動……。 技師マック・アランの波瀾万丈の四半世紀を描くドイツSFの嚆矢! 手塚治虫氏をして、初期長篇マンガ『地底国の怪人』を描かせた幻の翻訳書! 手塚治虫、筒井康隆両氏のエッセイも収録。 1913年刊行の25カ国で翻訳で翻訳されたドイツ初の国際的ベストセラー小説。若きヒトラーも読んだという。 現代に読みやすく、新字・新仮名、また漢字をひらき、満を持しての幻の翻訳書の復刻。 愛書家も満足の仮フランス装・筒函入。 第一編 第二編 第三編 第四編 第五編 第六編 訳者解説 秦 豊吉 忘れられない本 手塚治虫 ケッラアマン『トンネル』 筒井康隆 ドイツ出版界初の世界的ベストセラー 幻の訳書の復刻によせてーーケラーマンの『トンネルについて』 識名章喜

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