著者 : 稲田久美
ローダンの過去ローダンの過去
“バジス”ひきいる銀河系船団とクラン艦隊は、ローランドレの四つある関門のうち、ふたつを突破していた。第三関門を開くには、三つめの合言葉を見つけなくてはならない。そんなとき、船内の備品や技術機器が次々に消えるという事件が起こる。ローダンが調べてみたところ、だれかが盗んだらしいと判明した。未知の泥棒の意図はなにか?これもまた、ローランドレの門番クメキルがもたらした災厄のひとつなのだろうか?
黒いピラミッド黒いピラミッド
アルマダ炎を帯びたアトランひきいる“ソル”が惑星バジス=1に帰還してきた。アルマダ中枢、すなわちオルドバンが沈黙してのち狼藉を働いていたトルクロート人を平定し、その大艦隊とともにもどってきたのだ。トルクロート人は、アトランをオルドバンの使者と思いこんでいる。ローダンは、この状況を利用してアルマダ工兵に先んじようと、オルドバンの消息を探る遠征を計画。ふたたびアトランに任務を託すのだが…?
永遠の奉仕者永遠の奉仕者
どこか遠い銀河間の虚無空間に、シャット=アルマロングという名のロボット文明があった。ロボットたちはその用途別にファミリーという単位でグループ分けされ、“永遠の従者”と自称している。自分たちに命令をあたえる“指令コード”を持つ主君を、長年待ちつづけているのだ。あるとき、ロボット文明から追放されて宇宙をさまよっていたクロングとパルスフの両ファミリーが、ヴィシュナの具象ベリーセの目にとまった!
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