著者 : 紺野天龍
神薙虚無最後の事件神薙虚無最後の事件
オルゴール館に封印された謎が、今、開かれる。大学二年生の白兎と、彼が淡い恋心を抱く後輩の志希。二人は路上で倒れこむ唯と出会う。彼女が手にしていたのは、唯の父、御剣大が著した20年前のベストセラー『神薙虚無最後の事件』。「神薙虚無」シリーズは、実在した名探偵・神薙の活躍を記したミステリで、最終巻では解かれるべき謎を残したまま完結し、好事家の間では伝説となっているという。白兎と志希は、大学の「名探偵倶楽部」に所属する金剛寺らと作品に秘められた謎を解こうとするのだがー。過去と現在、物語の中と外。謎が繋がり、パンドラの箱が開くとき、目にするのは希望か絶望か!?多重解決&作中作ミステリの新たな金字塔が誕生!
シンデレラ城の殺人シンデレラ城の殺人
怪しい魔法使いに「ガラスの靴」を渡され、言葉巧みに王城で開かれる舞踏会へと誘われたシンデレラ。お城に到着するやいなや、美しいシンデレラはさっそく王子様の目にとまる。「ガラスの靴では踊りにくかろう」と、王子様から靴を借り、シンデレラは彼とダンスを踊る。ダンスが終わり、シンデレラはガラスの靴を返してもらうため二人で王子様の私室へと赴く。しかし、いくら待てども王子様が戻ってこない。心配になったシンデレラが部屋の奥へと顔を出すと、なんと王子様が死体となって横たわっていた。そして直後、部屋にやってきた兵士によって、シンデレラは王子様殺しの現行犯として捕まってしまいー。前代未聞の王子様殺し。無実の罪を晴らすため、シンデレラが真犯人に“推理”で挑む!
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