著者 : 紺野真弓
私はだんだん氷になった私はだんだん氷になった
……一緒に死んでくれるよね? ……うん、一緒に死ぬよ。 コロナ禍で推しアイドルに会えなくなった氷織が落ちていった沼は、推しアイドルの〈なりきり〉とのメッセージ交歓だった。 顔を見たこともない相手への恋ーー。それがすべての悲劇の始まりだった。 『みんな蛍を殺したかった』に続く、「黒歴史シリーズ」の第二弾
みんな蛍を殺したかったみんな蛍を殺したかった
ーーみんな誰かを殺したいほど羨ましい。 美しい少女・蛍が線路に身を投じる。 儚く散った彼女の死は後悔と悲劇を生み出していくーー 「女による女のためのR-18文学賞」優秀賞受賞者である著者が、原点に立ち返り、少女たちのこころの中に巣くう澱みを鮮烈な感性で抉り出す。 京都の底辺高校と呼ばれる女子校に通うオタク女子三人、校内でもスクールカースト底辺の扱いを受けてきた。 そんなある日、東京から息を呑むほど美しい少女・蛍が転校してきた。 生物部とは名ばかりのオタク部に三人は集まり、それぞれの趣味に没頭していると、蛍が入部希望と現れ「私もね、オタクなの」と告白する。 次第に友人として絆を深める四人だったが、ある日、蛍が線路に飛び込んで死んでしまう。 真相がわからぬまま、やがて年月が経ち、蛍がのこした悲劇の歪みに絡めとられていくーー 少女の心を繊細に描く名手による初のミステリ作品
散りゆく花の名を呼んで、散りゆく花の名を呼んで、
サイコメトラーの大学生・未来は教育実習に参加、だが生徒が次々と変死し始め…「キラズさん」の呪いと祈りに込められた驚愕の結末とは…!? ジャンプホラー小説大賞銀賞受賞のホラーミステリ!
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