著者 : 羽公
そこは人間と獣が共存し、四つの後宮を持つ「四聖城」。 獣の世話をする最底辺の身分・「獣吏」ながら、皇太子殿下・鏡水に溺愛されている羽は、雪楼妃の事件を解決し、不眠症に悩む高流帝をも、モフモフ猫祭りで癒やした。 様々な獣に関わる問題を解決するうちに、四聖城内でも羽は評判になり、鏡水との仲もますます深まっていく。 そんな折、鏡水とともに城下町に降りることになってしまった羽は、そこで二人の仙術師と出会う。 何やら鏡水とも顔見知りらしい彼らは、「豊獣の儀」を開催するために呼ばれた男たちだった。 獣たちの無病息災を祈る神聖な儀式に心躍らせる羽だったが、その裏で仙術師たちが暗躍していて…!? 獣を愛する少女の成り上がり中華ファンタジー、第2巻!!
エリス・ラースはラース侯爵家の令嬢。特に秀でた事もなく、特別に美しいわけでもなく、侯爵家としての家格もさほど高くない、どこにでもいる平凡な令嬢である。 ……表向きは。 エリスに忠誠を誓う、狂犬執事・ハル。王弟・ルークは、ハルを側近に望み、熱烈な打診をくり返していた。そんなある日、ルークは事故により行方不明となってしまう。そして、ハルとルークには王族の命を狙った容疑がかけられて……!? ハルはエリスの隣に戻ってくることができるのか。エリスとハルの関係は果たしてどうなるのか。 平凡(に憧れる)令嬢の、平凡からはかけ離れた大団円!
田舎から出てきた私・シンシアは、結婚相手を探すために王都の夜会に参加していました。 そんな中、突如として行われた王女殿下による婚約破棄。 婚約破棄をつきつけられた公爵令息テオドール様を助ける人は誰もいません。 ちょっと、誰か彼を助けてあげてくださいよ! 仕方がないので勇気をふりしぼって私が助けることに。テオドール様から話を聞けば、公爵家でも冷遇されているそうで。 あのえっと、もしよければ、一緒に私の田舎に来ますか? 何もないところですが……。
エリス・ラースはラース侯爵家の令嬢。特に秀でた事もなく、特別に美しいわけでもなく、侯爵家としての家格もさほど高くない、どこにでもいる平凡な令嬢である。 ……表向きは。 狂犬執事も、双子の侍女と侍従も、魔法省の副長官も、みんなエリスに忠誠を誓っている。一体なぜ? エリス・ラースは何者なのか? これは、平凡(に憧れる)令嬢の、平凡からはかけ離れた日常の物語。
人間と獣が共存する宮廷「四聖城」。そこには4つの後宮があり、様々な獣を飼育していた。 深い森の奥で、獣とともに人目を避けて暮らすヨト族の少女・羽は、病に倒れた祖母の薬を買うために、雨が降りしきる中、森を抜けて「四聖城」の城下町を訪れる。 しかし、盗人と疑われた羽は役人に連れて行かれ、身分を明かせないことから、最底辺職である「獣吏」にされてしまう。 過酷な環境で、獣の世話をする奴隷のような生活になるはずが、獣が大好きな羽にとっては最高の毎日で…!? 後宮に起こる問題を豊富な獣の知識で解決し、周囲を驚かせていたある日、羽は誰もが恐れる「神獣」の世話をしたことで、なぜか眉目秀麗な皇太子・鏡水様に好かれてしまい…!?
エリス・ラースはラース侯爵家の令嬢。特に秀でた事もなく、特別に美しいわけでもなく、侯爵家としての家格もさほど高くない、どこにでもいる平凡な令嬢である。 ……表向きは。 狂犬執事も、双子の侍女と侍従も、魔法省の副長官も、みんなエリスに忠誠を誓っている。一体なぜ? エリス・ラースは何者なのか? これは、平凡(に憧れる)令嬢の、平凡からはかけ離れた日常の物語。