小説むすび | 著者 : 苅谷京子

著者 : 苅谷京子

一夜だけのプリンセス一夜だけのプリンセス

華やかで、切なくて、感動的な シンデレラ・プリンセス物語! 仕事でヨーロッパの公国アルプアズーリへやってきたジェシカは、 絵葉書のような美しい景色の見える道を運転していた。 事故が起こったのは、白く輝く城が見えてきたときだった。 ジェシカの車めがけて飲酒運転の逆走車が突っ込んできて、 相手は車ごと崖下へ落ち、ジェシカは気を失った。 6日後に目覚めたとき、そこは病院ではなく、 公国の王子ラウルの居城であることを知り、彼女は驚いた。 聞けば、崖から落ちて命を落としたのはラウルの婚約者で、 彼が今の地位を保つにはすぐにも結婚する必要があったという。 ああ、なんてこと! 私は王子を窮地に追いやってしまった……! 北米ロマンス界のオスカー賞とも言われるRITA賞を2度も受賞した名作家マリオン・レノックスによる、夢のようなシンデレラ物語。孤児となった幼い皇太子を守るために花嫁が必要なラウルと、白血病で息子を失ったばかりのジェシカの、感動ロイヤル・ロマンス!

スター作家傑作選〜秘書は愛を胸に〜スター作家傑作選〜秘書は愛を胸に〜

社長秘書のフルールはひどく不安だった。勤め先の出版社の経営が、業界の“巨匠”キット・マローンによって引き継がれたのだ。新しいボスとなるキットは唯我独尊なプレイボーイらしいが、初めて顔を合わせた日、仕事について熱く語っていた彼が次に放った言葉に、フルールは甘やかな戦慄を覚えた。「これから僕の家に来てくれ」(『冷たいボス』)。ソレルは休暇中の親友から、出社前の上司のデスクに重要書類を届けてほしいと頼み込まれた。さもないとクビになると泣きつかれ、やむなく始業時間前に親友の会社を訪れたが、いかにも頭脳明晰そうな鋭い瞳の社員ケイレプに見咎められる。しかも、親友が旅から戻るまでの5週間、代わりにここで秘書として働くよう言われ…(『期限つきの秘書』)。貧しい家庭に育ち、家政婦をしながら大学を出たインディは、社会で成功するのが夢。週末、雇い側の家を訪れた際、誤って寝室に入り、客人の大富豪パーカーの一糸まとわぬ姿を目撃してしまう。厚い胸板に、引き締まったおなか。なんてセクシーなの!まさか彼の秘書を務めることになるとは、インディはまだ知る由もなくー(『胸騒ぎのオフィス』)。

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