著者 : 茅野久枝
お金より大切なものがあることを、 小さな天使が教えてくれた。 ロンドンの玩具店に入るなり、アンは驚きで言葉を失った。 4年前に引き裂かれた、唯一の肉親である幼い甥とでくわしたのだ。 姉とギリシア財閥の次男との間に生まれた甥は、 生後まもなく両親が事故死したため、アンに引き取られた。 だがある日突然、財閥の長男ニコスが訪ねてきて、 100万ポンドの小切手と引き換えに、強引に甥を連れ去ったのだ。 もう二度と会えないと思っていたけれど、たとえひと目でも あの子の幸せそうな笑顔を見られて安心したわ。 そんなアンの心中も知らず、ふたたび訪ねてきたニコスは、 今度は彼女を愛人にすべく、一緒にギリシアへ来るよう強いて……。 ジュリア・ジェイムズが描く、ハーレクイン・ロマンスの王道! 極上のドラマティックなシンデレラ・ロマンスをお楽しみください。ヒロインは金目当ての悪女なのだと思い込んでいたヒーロー。やがて彼女の純粋さに惹かれ、自分のものにしようと目論みますが……。
彼を愛さずになんていられなかった。 ああ、この日々が永遠に続けばいいのに。 ロンドンの会社で個人秘書として働くラーラは、 その豊満な体つきから奔放な女性だと思われがちだが 内面はまったく逆。真実の愛だけをずっと待ちわびていた。 だが、尊敬する上司からも手酷く扱われたラーラは、偶然出会った 長身で黒髪のイタリア名門貴族、ラウルに純潔を捧げてしまう。 翌朝、ラーラは彼から驚くべき提案をされる。 余命幾ばくもない祖父を安心させるため、 半年限りの契約花嫁になってほしいと言われたのだ。 “彼に恋をしない”“子どもはつくらない”という条件で。 けれどやがて、ラーラの妊娠が判明するとーー。 契約結婚の条件に反して、あまりに魅惑的なイタリア大富豪にたちまち恋してしまったヒロイン。しかも妊娠までしてしまい……? キム・ローレンスが得意とする、傲慢でセクシーなヒーローとピュアなヒロインのもどかしい恋物語をどうぞご堪能ください!
彼は私をこう呼んだ。 “完璧に都合のいい愛人”と。 “イタリアのプレイボーイ”と名高い大富豪レアンドロに 勤め先のバーで見初められ、マーニーは彼と同棲を始めた。 昼夜を問わず求めてくる彼との、めくるめく愛の営みーー だが、彼は決してマーニーを公の場に同伴しなかった。 1年が過ぎ、ふたりの関係に疑問を感じ始めた矢先、 ふとした諍いから彼が発した言葉にマーニーは衝撃を受ける。 きみは愛人だ。この先ぼくの妻になることはない……。 深く傷ついたマーニーはレアンドロの屋敷をあとにした。 お腹のなかに新たな命が宿っているとは夢にも思わずに。 別離の直後に事故で記憶を失ったマーニー。お腹の子の親権が欲しいレアンドロは、何とか彼女と結婚しようと完璧な婚約者を演じ始めますが……。繊細かつドラマチックなシンデレラストーリー。
働きづめのシンデレラが望むのは、 お金ではなく、愛だけ。 2年前、リサと妹は家族旅行中に事故に遭って両親を亡くし、 一命は取りとめたが、妹は脚の大怪我で歩けなくなってしまった。 でも高度な治療を受ければ、きっとまた歩けるようになるはず。 リサは治療費を稼ぐため、昼は会社員、夜はカジノで懸命に働いた。 そんなある日、カジノの顧客で実業家のグザヴィエから誘惑されて 心が揺れるが、リサは拒んでしまう。 妹を差し置いて、私だけ幸せになるなんてできない……。 やがて妹の恋人の援助で受けた治療が功を奏し、安堵したリサは、 ついにグザヴィエに身も心も捧げるが、直後、彼が豹変した。 「僕の弟の恋人というのはきみか? やはり金目当てなんだな!」 朝から晩まで、妹のために身を粉にして働くヒロイン。弟に金をたかる恋人がヒロインだと誤解して激怒するヒーロー。大切な家族を守ろうとする二人が運命の恋に落ちて……。大スター作家リン・グレアムに迫る、スター作家ジュリア・ジェイムズの渾身作!
彼の強烈な魅力が怖いーー 純潔はおろか、心まで奪われそうで。 生後まもなく、ごみ溜めに捨てられていたカーリーは 養父母に引き取られたが疎んじられ、他人に心を許すことができない。 彼女は今、社交界のパーティを企画する会社で働いていて、ある日、 有望な顧客候補の大富豪リカルド・サルヴァトーレに引き合わされる。 逢った瞬間、無垢なカーリーは彼の男性的魅力に衝撃を受けた。 一方、リカルドはまったく違った目で彼女を見ていた。 金のためなら簡単に体を許すパーティ好きの貪欲な女に違いない、 ならば迷わず誘惑して、ひとときの情事を楽しもう、と。 そんなこととはつゆ知らず、カーリーは彼との視察旅行へと旅立った。 生まれて初めて覚える、甘く疼くような感覚に怯えながら……。 20代半ばのヒロインは今なお男性経験も、恋をしたことさえもありません。そんな実情を知らずに彼女をもてあそぼうと企むイタリア系大富豪ヒーローは、ヒロインの会社を買収して、その後は“余剰品”として彼女をくびにしてやろうと考えており……。大スター作家ペニー・ジョーダンによる3部作〈華麗なる日々〉の第1話です。
出会ったばかりの美貌の富豪との契約結婚。 なのに、なぜ彼に恋してしまったの? 病身の父と妹と3人、イギリスの田舎で困窮生活を送るリジー。 ある日、突然現れたイタリア富豪チェザーレに求婚される! 実はリジーには奇妙な遺言のせいで売れずにいる島があるのだが、 その島を取り戻したいチェザーレは、同じく奇妙な遺言に従い 彼女と契約結婚をして、子どもをもうけなくてはならないという。 提示された莫大な金額にリジーは驚く。だが悩んだすえ、 一家を救いたい一心で承諾する。ただしーー 無垢なリジーは子どもは人工授精で作りたいと条件をつけた。 身も心もすぐに彼の虜になってしまうとは、夢にも思わずに。 ある夜、お酒を飲みすぎてヒーローにキスをせがんだヒロイン。愛は契約外だと冷たく拒まれたあと、想定外の展開となり純潔を捧げ、妊娠して……。カリスマ性、傲慢度MAXのヒーロー像が鮮烈な、大スター作家リン・グレアムの王道、身分差ロマンス!
父の経営する小さな会社で事務員として働くライラは、会社がギリシア大富豪に買収されたと聞いて驚いた。バスティエン・ジコス!まさかこんな形で再会するなんて。2年前、ライラは彼に誘惑され、きっぱり拒んだ。本当に愛する人としか深い関係になるべきでないと信じ、プレイボーイと噂の彼が相手だなんて考えられなかったのだ。ところが今、バスティエンは会社の再建と引き替えに、ただでさえ古風なライラに、なんと愛人になるよう迫ってきた!父や従業員を救うには、この身を差しだすしかないということ?なんて非情なの!でも、私さえ我慢すれば…。ライラは心を決めた。
相次ぎ病に倒れた親の介護に追われ、自分の夢は諦めていたソフィ。両親亡き後も彼女が用務係として働く病院に、ある日、山で遭遇して意識不明の男性が搬送されてきた。まるでギリシア神のような美貌の持ち主に魅せられ、ソフィはいけないと思いながらも個室で眠る彼にキスをしてしまう。すると不意に男性が目を覚ましたー記憶喪失の状態で!行き場のない彼が気の毒で、ソフィは自宅で面倒を見ると申し出る。たちまち緑の瞳の男性と恋に落ちてしまい、彼女は純潔を捧げた。彼がプレイボーイの億万長者アキレス・リカイオスだとも知らず。
兄の突然の死に打ちのめされていたアニーのもとに、ある夜、ずっと憧れていた兄の親友ディミトリオスが現れた。彼のギリシア彫刻のように端整な顔に浮かぶ、深い憂い。二人は悲しみをぶつけ合うようにしてベッドを共にする。だが翌朝、彼は去ったーあれは単なる情事だと念を押して。7年後、アニーは困窮し、クリスマスを前に頭を悩ませていた。せめて愛しい息子にだけはプレゼントを買ってやりたい…。そこへ再び、今や億万長者となったディミトリオスが姿を現す。「ぼくの息子に会わせろ。今すぐに!」なぜわかったの?いぶかるアニーに、彼は結婚を迫る。
耐えられない。でも、抗えない。 かつて慕った悪魔富豪の、冷酷な愛の要求。 大企業の御曹司ラファエロと、屋敷の庭師の娘グローリー。 5年前、若い二人は身分の差など気にせず愛し合っていた。 だが彼の父親に、息子と別れなければ家族を破滅させると脅され、 グローリーは泣く泣く一人屋敷を去るしかなかったーー 何も知らないラファエロに裏切り者だと恨まれながら。 そして今、彼女はすがる思いでラファエロを訪ねた。 弟が屋敷で騒ぎを起こし、窃盗の疑いまでかけられているのだ。 弟を訴えないで。できることはなんでもするから……。 そう懇願するグローリーに、ラファエロは冷淡に告げた。 「なんとかしてやろう、きみが体を差し出すなら」 〈春の訪れを信じて〉をテーマに、人生の冬とも言うべきときを耐え忍ぶヒロインの物語をお贈りします。弟を許してもらうための代価は、冷酷非情な“体の関係”。いまだラファエロへの愛を断ち切れずにいるグローリーは、心を軽んじられたようで切なくなり……。
修道院の養護施設で育ち、シスター目指して修練中のアンナはある日、院長から王の娘の教育係に抜擢された。だが着任したその日に、アドニス王に即刻帰るよう命じられる。彼は教母である院長が花嫁候補を送りこんだと察知したのだ。そうと知らないアンナは、せめて2週間の試用期間をと願い出た。すぐに解雇されたらシスター不適格とみなされてしまうわ…。幸い滞在は許された。けれどギリシア彫刻のように長身で逞しいアドニス王に惹かれ、純潔を捧げるのに時間はかからなかった。叶わぬ恋と知りながら。そして王の子を身ごもるとも知らずに。
電話もメールも手紙も拒絶されたら、 わたしは一人で産むしかないーー彼の子を。 ミアはイタリア富豪でボスのロッコと公私ともに親密な間柄で、 幸せの絶頂にあった。だが、待ち望んだプロポーズの直後、 事態は急変する。機密を漏らした疑いで会社は解雇、 さらにロッコは婚約も破棄し、ミアを追い払ったのだ。 イギリスへ逃れた彼女は失意の底で妊娠に気づき、動揺した。 せめてロッコに会って直接伝えられたら。そんな願いも空しく、 近づくことも禁じられた彼女は、一人で赤ん坊を産み落とした。 3年後、慎ましく暮らすミア親子の前に予想外の男性が現れる。 ロッコ! 変わらぬ青い瞳に射貫かれ、心は千々に乱れて……。 ドラマティックな作風で人気急上昇のマヤ・ブレイク。今作は、思わず応援したくなるような健気なヒロインのシークレットベビーがテーマです。情感あふれる物語のなかにさりげなく織り込まれた謎解きの要素が、とてもよいアクセントとして効いています。
愛してはいけない人だから、 どうか、そんなふうに見つめないで。 1年前、結婚式の翌日に夫を事故で亡くして以来、 ジョージィは罪悪感に苛まれ続けてきた。 そんなある日、亡夫の従兄で銀行家のダクルが訪ねてくる。 彼はジョージィを気遣い、新しい一歩を踏み出せるようにと、 フランスに所有する豪華な別荘に誘ってくれたのだった。 美しい景色の中で、優しくハンサムなダクルと過ごしながら、 ジョージィは彼に惹かれていく気持ちを必死に抑えた。 わたしには、彼を愛する資格なんてないーー 夫が命を落としたのは、わたしのせいなのだから。 傷ついたヒロインを、優しく、忍耐強く癒やしていくヒーロー。穏やかながらも愛の強さを感じさせる珠玉のロマンスを、名作選からお届けします。
我が身を犠牲にするばかりの人生に、 彼は愛の喜びを教えてくれたーー苦しみも。 スペイン屈指の名門ながら、貧苦にあえぐ一家を救うため、 レオノーラは成り上がりの実業家との結婚を決意した。 ところが婚約発表の場に一人の妊婦が乱入して、会場は大混乱。 呆然とする彼女を救い出したのは、黒い瞳と漆黒の髪を持つ 筋骨逞しい美貌の富豪、ガブリエルだった。 彼のペントハウスに連れていかれたレオノーラは、 ガブリエルに心を奪われ、一夜限りと決めて純潔を捧げる。 その2日後、彼にプロポーズされ、レオノーラは動転した。 「きみの家を救う代わりに、ぼくの跡継ぎを産んでほしい」 『花嫁は屋根裏で夢を見る』のヒロインの妊娠宣言で、許婚に婚約破棄されたレオノーラ。家族を救うための愛なき結婚からはからずも逃れたその夜、別の運命の歯車が回りだして……。今作はハーレクイン公式Twitterの読者タイトル投票で選ばれた邦題です。
わたしは公爵夫人の座なんて欲しくない。 ただお腹の子と二人で生きていきたいだけ。 アミリアは公爵テオが主催する仮面舞踏会に忍びこんだ。 かつて義兄と呼んだ初恋の人、テオ。 二人の両親が別れたあとも、ずっと彼を忘れられなくて、 想いを断ち切るために、この屋敷を訪れたのだ。 目の前の仮面をつけた女性が、義妹とは気づかぬテオは、 官能的なダンスで彼女を幻惑して抱き上げると、 仮装のまま客間へ入って、夢のような情熱の時を与えてくれた。 でも、まさか妊娠するなんて……。 やがて正体を明かし、妊娠を告げた彼女にテオは傲慢に言った。 「妻になるか、さもなくば使用人になれ」 いとしい男性に金目当てと誤解され、ショックを受けるヒロイン。一方、ヒーローは鑑定でお腹の子が我が子と判明するや、彼女を別荘へと連れ去り、残酷な選択を迫ります。憎まれても蔑まれても彼の子が産みたい……。C・クルーズ得意の、危険で刺激的な物語!
約束どおり別れるなんて、つらすぎる。 1年間、彼の妻として過ごしたあとでは。 母を亡くし、住みこみの子守として昼夜働きづめのソフィアは、 臨時庭師のラファエルには戸惑わされてばかり。 その完璧な容姿もさることながら、あまりに尊大なのだ。 主の留守をいいことに、彼は仕事もせずにやりたい放題。 それでいて優美なオーラを持つ彼に、つい心を許し始めた矢先、 ソフィアは自分の出生にまつわる信じがたい話を聞かされる。 「きみはロンドンに住む富豪の生き別れの娘なんだ」 驚くソフィアに、彼は裕福な実業家という自身の正体を明かし、 突然、期限付きの“白い結婚”を申し込んできた! 豪華な屋敷で暮らす幸せな家族に憧れ、ずっとこき使われてきたヒロイン。彼女をビジネスに利用したいヒーローに恋してしまい、報われないとわかっているのに、彼の魅力に抗えず結婚を承諾してーー。C・ウィリアムズ得意のピュアなヒロイン像に涙します。
世界的に有名なイタリア人大富豪クリスティアーノと、 ケイトは情熱的な一夜をともにした。 だが翌日、クリスティアーノは大事故に遭い、重傷を負ってしまう。 ケイトは連絡をとろうとしたが、有名人の彼に届くはずもなく、 妊娠がわかってからも、その事実を伝えるすべはなかった。 4年後、一人で息子を育てていたケイトに再会のチャンスが訪れる。 ところが、クリスティアーノはケイトのことを覚えていなかった。 公にはしていないが、事故前後の記憶を失っているというのだ。 クリスティアーノはケイトに意外な、そして残酷な提案をした。 君をもう一度抱きたいーー何か思い出せるかもしれないから、と。 優れたストーリーテラーでていねいな心理描写に定評のあるI・グレイ。偉大なスター作家P・ジョーダンに憧れて作家になったというのもうなずけます。感涙必至の上質なロマンスです。
森で彼女が出会ったのは、 世にもセクシーな“狼”だった。 秘書のローレンはハンガリーの深い森へと赴いた。 上司の異父兄ドミニクを帰郷させるためだ。 森を抜け、小屋を訪ねると、現れたのは荒々しい風貌の男性。 母の訃報を伝えた赤いコート姿の彼女を赤ずきんとからかい、 ドミニクはあろうことかいきなりキスをした! しかしーー。 「帰れ。ぼくを捨てた母にも、見知らぬ家族にも興味はない」 動揺しつつも説得を続ける彼女に、彼が出した帰国の条件は、 “ぼくが望んだらいつでもキスをすること”。 なんて不埒な人! なのに……彼と触れた唇が妙に熱い……。 無作法なドミニクは実は、一人で巨万の富を築いた敏腕実業家でした。品行方正なローレンとの結婚を弟に提案されると、“花嫁と初夜のベッドを共にすること”が条件だと、またもや彼女を当惑させて……。野性的なヒーロー像が光る、C・クルーズの作品です。
わたしの名前は……エミリア・メレンデス? 自動車事故に遭い、昏睡から覚めた彼女を待っていたのは、 過去2年の記憶の空白と、自分のものとは思えない人生だった。 ベッドの傍らで彼女を見つめるセクシーな男性は夫だという。 ハビエルと名乗るスペイン人の彼にはまったく覚えがないのに、 その男らしさにエミリアは激しく心を揺さぶられた。 自家用ジェットで彼の豪奢な邸宅が立つセビーリャへ飛ぶと、 夫婦の寝室には確かに彼女の痕跡があるが、やはり思い出せない。 それなのに、このベッドで他人同然の夫と眠るというの? 恐れと、体に走った得体の知れない疼きに、エミリアはおののいた。 ホットな記憶喪失ロマンスをお届けします。何も思い出せないのに、夫婦の相性だけ抜群なんて。エミリアは愛された記憶を取り戻したいと願いますが、夫にとっては義務的な結婚だったと知り……。ドラマティックな展開に、目が離せません!
“愛は毒だ”とはねつけられても、 わたしは彼の愛がほしい。 ダンテがはるばるロンドンからわたしに会いに来たというの? アリシャは胸にざわめきが広がるのを感じた。 今や富豪となった彼は幼いころ、彼女の父のお気に入りだった。 父は実の娘よりダンテをかわいがり、亡きあとは会社を託した。 彼への嫉妬と恋心を封印して、遠い地へ逃れてきたのに……。 「破綻寸前の君の慈善事業を守りたければ、僕と結婚するんだ」 ダンテの真の狙いは、彼女が持つ亡父の遺産の株だと知りつつ、 アリシャの心は揺れた。母の遺志である事業を潰したくはない。 でも、愛されない花嫁になるのはあまりに哀しすぎる……。 人気急上昇中の作家タラ・パミーが描く、愛を信じない富豪ヒーローと孤独なヒロインとのせつない結婚の物語をお贈りします。亡父の会社を継いだヒーローとの結婚はただの取り引き──どんなにそう自分に言い聞かせても、ヒロインの心は晴れることなく……。