小説むすび | 著者 : 茅野久枝

著者 : 茅野久枝

逃げだした愛人逃げだした愛人

お金より大切なものがあることを、 小さな天使が教えてくれた。 ロンドンの玩具店に入るなり、アンは驚きで言葉を失った。 4年前に引き裂かれた、唯一の肉親である幼い甥とでくわしたのだ。 姉とギリシア財閥の次男との間に生まれた甥は、 生後まもなく両親が事故死したため、アンに引き取られた。 だがある日突然、財閥の長男ニコスが訪ねてきて、 100万ポンドの小切手と引き換えに、強引に甥を連れ去ったのだ。 もう二度と会えないと思っていたけれど、たとえひと目でも あの子の幸せそうな笑顔を見られて安心したわ。 そんなアンの心中も知らず、ふたたび訪ねてきたニコスは、 今度は彼女を愛人にすべく、一緒にギリシアへ来るよう強いて……。 ジュリア・ジェイムズが描く、ハーレクイン・ロマンスの王道! 極上のドラマティックなシンデレラ・ロマンスをお楽しみください。ヒロインは金目当ての悪女なのだと思い込んでいたヒーロー。やがて彼女の純粋さに惹かれ、自分のものにしようと目論みますが……。

雨に濡れた天使雨に濡れた天使

働きづめのシンデレラが望むのは、 お金ではなく、愛だけ。 2年前、リサと妹は家族旅行中に事故に遭って両親を亡くし、 一命は取りとめたが、妹は脚の大怪我で歩けなくなってしまった。 でも高度な治療を受ければ、きっとまた歩けるようになるはず。 リサは治療費を稼ぐため、昼は会社員、夜はカジノで懸命に働いた。 そんなある日、カジノの顧客で実業家のグザヴィエから誘惑されて 心が揺れるが、リサは拒んでしまう。 妹を差し置いて、私だけ幸せになるなんてできない……。 やがて妹の恋人の援助で受けた治療が功を奏し、安堵したリサは、 ついにグザヴィエに身も心も捧げるが、直後、彼が豹変した。 「僕の弟の恋人というのはきみか? やはり金目当てなんだな!」 朝から晩まで、妹のために身を粉にして働くヒロイン。弟に金をたかる恋人がヒロインだと誤解して激怒するヒーロー。大切な家族を守ろうとする二人が運命の恋に落ちて……。大スター作家リン・グレアムに迫る、スター作家ジュリア・ジェイムズの渾身作!

心まで奪われて心まで奪われて

彼の強烈な魅力が怖いーー 純潔はおろか、心まで奪われそうで。 生後まもなく、ごみ溜めに捨てられていたカーリーは 養父母に引き取られたが疎んじられ、他人に心を許すことができない。 彼女は今、社交界のパーティを企画する会社で働いていて、ある日、 有望な顧客候補の大富豪リカルド・サルヴァトーレに引き合わされる。 逢った瞬間、無垢なカーリーは彼の男性的魅力に衝撃を受けた。 一方、リカルドはまったく違った目で彼女を見ていた。 金のためなら簡単に体を許すパーティ好きの貪欲な女に違いない、 ならば迷わず誘惑して、ひとときの情事を楽しもう、と。 そんなこととはつゆ知らず、カーリーは彼との視察旅行へと旅立った。 生まれて初めて覚える、甘く疼くような感覚に怯えながら……。 20代半ばのヒロインは今なお男性経験も、恋をしたことさえもありません。そんな実情を知らずに彼女をもてあそぼうと企むイタリア系大富豪ヒーローは、ヒロインの会社を買収して、その後は“余剰品”として彼女をくびにしてやろうと考えており……。大スター作家ペニー・ジョーダンによる3部作〈華麗なる日々〉の第1話です。

愛と言わない理由愛と言わない理由

耐えられない。でも、抗えない。 かつて慕った悪魔富豪の、冷酷な愛の要求。 大企業の御曹司ラファエロと、屋敷の庭師の娘グローリー。 5年前、若い二人は身分の差など気にせず愛し合っていた。 だが彼の父親に、息子と別れなければ家族を破滅させると脅され、 グローリーは泣く泣く一人屋敷を去るしかなかったーー 何も知らないラファエロに裏切り者だと恨まれながら。 そして今、彼女はすがる思いでラファエロを訪ねた。 弟が屋敷で騒ぎを起こし、窃盗の疑いまでかけられているのだ。 弟を訴えないで。できることはなんでもするから……。 そう懇願するグローリーに、ラファエロは冷淡に告げた。 「なんとかしてやろう、きみが体を差し出すなら」 〈春の訪れを信じて〉をテーマに、人生の冬とも言うべきときを耐え忍ぶヒロインの物語をお贈りします。弟を許してもらうための代価は、冷酷非情な“体の関係”。いまだラファエロへの愛を断ち切れずにいるグローリーは、心を軽んじられたようで切なくなり……。

シンデレラは秘密を宿すシンデレラは秘密を宿す

電話もメールも手紙も拒絶されたら、 わたしは一人で産むしかないーー彼の子を。 ミアはイタリア富豪でボスのロッコと公私ともに親密な間柄で、 幸せの絶頂にあった。だが、待ち望んだプロポーズの直後、 事態は急変する。機密を漏らした疑いで会社は解雇、 さらにロッコは婚約も破棄し、ミアを追い払ったのだ。 イギリスへ逃れた彼女は失意の底で妊娠に気づき、動揺した。 せめてロッコに会って直接伝えられたら。そんな願いも空しく、 近づくことも禁じられた彼女は、一人で赤ん坊を産み落とした。 3年後、慎ましく暮らすミア親子の前に予想外の男性が現れる。 ロッコ! 変わらぬ青い瞳に射貫かれ、心は千々に乱れて……。 ドラマティックな作風で人気急上昇のマヤ・ブレイク。今作は、思わず応援したくなるような健気なヒロインのシークレットベビーがテーマです。情感あふれる物語のなかにさりげなく織り込まれた謎解きの要素が、とてもよいアクセントとして効いています。

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