著者 : 菫乃薗ゑ
熱狂的ファンを生んだ長編群像劇シリーズ、待望の第2巻! 「人殺しに正義はあるか」 大切な人を失い、悲しみに沈むアントーシャ。その心に寄り添うのは、オローネツ辺境伯爵を始めとするオローネツ城の者達だった。魔導の絆で結ばれた彼らは、ロジオン王国に対し革命の狼煙を上げる。 そんな中、オローネツ辺境伯爵の血を分けた唯一の息子、ファルーカの企てたとある計画が明らかになる。そして遂に表舞台に姿を現すフェオファーンはーー。 真実の先にあるのは、血の繋がりか、魂の絆か。 06 ブルレスカ 策略は巡りて 07 フェローチェ 猛々しき始まり 08 ベヘルツト 仕掛けは動く 09 デテルミネ 鉄の意志を以て
'熱狂的ファンを生んだ長編ファンタジー小説が大幅加筆修正を経て遂に甦る!! ”黄金の国”に立ち向かう魔術師は、救国の神か、それとも亡国の悪魔かーー 強大なる中央集権国家を維持するため、 稀代の悪法を用いて繁栄を極めてきた「黄金の国」ロジオン王国が、今、ひそやかに、変革の時を迎えようとしていた。 その引き金を引くのは、「才に乏しい」と評される一等魔術師・アントーシャ・リヒテル、そして、王国への 怒りが限界を突破している一部の地方領主たちだった。 黄金の国はその流れを堰き止めることができるのか。 一方、アントーシャたちが強大な王国を倒すために採ろうとしている前代未聞の手法とはーー。 2020年発売の旧版に大幅な加筆修正を行い、新装版として発売! つよ丸氏の力強い装画にもご注目。 01 ロンド 人々は踊り始める 02 カルカンド 状況は加速する 03 リトゥス 儀式は止められず 04 アマーロ 悲しみは訪れる 05 ハイムリヒ 運命は囁く
全ての者の物語が交錯しながら、運命の輪はさらに回っていくー。天空から舞い降りし断罪者に、激震が走るロジオン王国。そして、そんなロジオン王国を内外から揺さぶる、アントーシャのさらなる策が動き出す。
オローネツ城に到着した三日後、アントーシャの姿はオローネツの領都オローニカにあった。フェオファーンの計画に於いて重要な鍵となり、領主にとって最大の武器であると同時に最大の敵でもある「民意」を意識しながら、実効性を重視した組織作りを進めるアントーシャ達。王子、権力者、騎士、それぞれの物語が動いていく中、ついに始動するフェオファーンの“裁き”とは。髪一筋の迷いもなく、俺達は愚者の道を征く。ソリッドファンタジー大作第二幕。
ソリッドファンタジー大作、ここに開演!「私には、この大王国の黄昏の鐘が聞こえるよ」典雅なる王国の暴政に立ち向かう清廉なる改革者たち。その前代未聞の手法とはー。