著者 : 藤本ひとみ
時は優雅な昼休み。場所はひそかに、階段下の道具置き場。ここを溜まり場にするあたしたちは、つっぱり。通称、階段グループ。例によって、メンバーは三上、美也子、立花、そして良子。モクふかしながら、美也子が言うには、我らが早匂悠樹が、暴走族の『狂竜党』に狙われてるって。そして、『狂竜党』の頭の女がなぜか学校に転校してくるって話。これはちょっとタイヘンなことになるぜ…。
その日、学校で、すばらしくすてきなことがあった。同じクラスでバスケット部のエースの上杉和典ーチアガールをキャアキャア言わせてる彼から、デートに誘われた。「今夜、天満宮の宵宮、いっしょに行かないか」って。あたしは、ゆかたで出かけることにした。しかし、夕方、大変なことが起きた。母が倒れたのだ。あたしは宵宮ではなく、病院の待ち合い室で、うつむいたまますわっていた。
どーしよう、どーしようっ、どーしようったらどーしようっっ!スープを飲んだ途端、突然苦しみだして倒れた蕗子さんたち、それに、ああこともあろうにあの美女丸までが、意識不明の重体にっ!事のはじめは親友カバちゃんの「ミーシャを守って!」という切なる頼み。ところが、その夜のうちに白〓@51B3の美少年は水もしたたる焼死体に!いったい犯人は何者?そして、皇帝の財宝とはっ?
この本には、マリナをめぐるさまざまな愛のかたちが、すてきなイラストで描かれているのよ。マリナの魅力に、きっとうっとりとなるわ。ムフフフ。マリナをはじめ、和矢、カミルス、シャルル、薫、美女丸など、あなたの知りたい秘密がいっぱい。それに、書き下ろしの小説もあるし、ローマ、ポンペイの観光案内まであるのよ。まんが家マリナシリーズ初のイラスト集です。
あたしマリナは、流行まんが家への仲間入りをめざして、42ページ穴埋めまんがに挑戦することになったの。ところが期限は2週間後!あたしは、わらをもつかむ思いで旧友の綾小路清香に応援を求めた…。ところが彼女も何ごとか助けを求めている様子。そこであたしは、美女丸を従え、一路、カバちゃんの待つ北海道へ。…そこには、白〓@51B3の美少年と恐怖の連続殺人事件が待っていたの。
春休みの第1日目。クセっ毛が悩みのあたしは、こっそりストレートパーマをかけに行くはずだった。ところが、ひょんなことから、笑い上戸の男の子と出会った。そして、あたしはひと目ボレ、ついに初恋。だけど、2度目に会った彼は冷ややかで虚無的、まるで別人みたい。しかも彼の耳には真っ赤なルビーのピアスが…。いったい彼に何があったの、すてきな彼の笑顔はどこにいっちゃったの?
えーっ!?三流少女まんが家(?)のあたしが一流少女まんが家三条ゆり香のまんがの主人公のモデルに!報酬はあたしのまんがを雑誌に載せてくれることと、現金払いのモデル料。あたしは狂喜して即OK。ところがモデルとしての初仕事は拘置所の壁のぼり。ふてくされたあたしだったが、なんとそのおかげで男装の麗人、あの響谷薫と再会できた。が、彼女、驚いたことにほとんど生ける屍状態!
兄上の死刑判決を知り、退廃的な日々を過ごす薫にも生きる目標ができた。それは兄上の強い望みであるヴァイオリニスト、ユキ・辻口の内弟子になることだった。心機一転、薫の突然の元気っていいわ、こうなったら、とことん応援しちゃおう!あたしは薫の付き添いとして最終審査の行われる、真冬の軽井沢へと元気に向かった…のだが、行く手には恐ろしい事件が待ち受けていたなんて…。
あたし、去年のハロウィーンの日にひとりの男の子に出会ったの。恋の相手はこの人だって思ったわ。まさに、占い通りの接近遭遇!そのとき彼は、虹のバラのタネをくれたの。でもタネを凍らせちゃった。名前も聞かずに別れちゃったけど、夢はのぞめば叶うと思うの。親友の峰子ちゃんは、美少年・美馬貴司にすればって言うけど…。そして、ついに会えた!それも花織高校のグラウンドで!