著者 : 虚淵玄
「この宇宙には、より絶対的な破壊の力が潜んでいる。その名は」-休眠していた機動増殖都市メカゴジラ・シティを再起動しゴジラを迎え撃とうとするハルオと仲間たち。だが異星人ビルサルドの思惑により、事態は更に破滅的な展開を迎えてしまう。絶望する人類に告げられた、ゴジラをも倒すという“黄金”の力とは、果たして?そして、ハルオの選択は!?アニメ映画版GODZILLAノベライズ、超弩級の完結編!!
繁栄を謳歌していたはずの人類は、1999年のカマキラスに始まる“怪獣”の襲来により、生存を脅かされ始める。長い戦いの末、辛くも勝利をおさめた…のもつかの間、最大の生ける絶望、ゴジラが出現し、人類は絶滅寸前となって地球を棄てる。しかしただ一人、故郷奪還の志を抱く者がいた。彼=ハルオと、仲間たちはゴジラが支配する2万年後の地球に降り立つがーアニメ映画版GODZILLA、待望の完全ノベライズ!!
怪獣に蹂躙されるがままだった人類は2039年のオペレーション・エターナルライトでヨーロッパを奪還、つかの間の勝利に酔いしれた。しかし2042年にゴジラが再び姿を現し、更なる絶望の日々が始まる。星をも砕くゴジラの力に対抗しうるのは、異星のテクノロジーによって開発された巨大兵器“メカゴジラ”のみ。果たして決戦の行方は!?-アニメ映画版GODZILLAの知られざる前史を描く渾身の小説版第2弾!
ゴジラーかつて万物の霊長を僭称していた我々は、あの恐るべき怪獣と出会い、戦い、敗れて地球を追われた。当時最前線の兵士だった者、彼らを指揮する将官あるいは政治家、科学者だった者、あるいは一般市民、幼い子供だった者。これはそんな一人一人が語った、抗戦と敗北の記録である。果てしない絶望の日々を、人々はいかに生き抜いたのか?-謎に満ちたアニメ映画版GODZILLAの前史を読み解く唯一無二の小説版!
呉島貴虎は、いまだ“ヘルヘイム”の力を悪用し続けるユグドラシルの残党を探して世界各地を飛び回っている。一方、沢芽市では呉島光実やザックたちの前に、謎のカルト集団『黒の菩提樹』を率いる、生者とも死者ともつかぬ狗道供界が現れる。鎧武外伝シリーズで描かれてきた供界が目指す救済とは?
西暦2400年、地球はナノハザードによって廃墟と化し、人類の多くはデータとなって電脳世界ディーヴァで暮らしていた。しかしディーヴァが、フロンティアセッターと名乗る謎の存在からハッキングを受ける。ディーヴァの捜査官アンジェラは、マテリアルボディを身にまとって地球に降り立ち、地上捜査員ディンゴとともにフロンティアセッターの謎を追う。虚淵玄(ニトロプラス)×水島精二の話題のアニメを完全ノベライズ。
劇場アニメ「楽園追放ーExpelled from Paradise-」の世界を構築するにあたり、脚本の虚淵玄(ニトロプラス)が影響を受けた傑作SFの数々-W・ギブスン「クローム襲撃」、B・スターリング「間諜」などサイバーパンクの初期名作から、藤井太洋、吉上亮の最先端作品まで8篇を厳選収録する。「楽園追放」の原点を探りつつ、サイバーパンク30年の歴史に再接続する画期的アンソロジー。
神林長平の影響を受けた新世代作家による傑作アンソロジー。人ならぬ知性体の葛藤を描くシリーズの外伝的短篇ー虚淵玄「敵は海賊」、子供とだけ言葉を交わす不思議な猫と、大人になりつつある少女の交流を綴る感動作ー辻村深月「七胴落とし」、人工死の確立された世界で生と死の境界を思索するー円城塔「死して咲く花、実のある夢」など、神林SFを代表する長短篇を独自に解釈し、自由に想像力を広げた全8篇を収録。