著者 : 谷口幸男
【新版】アイスランド サガ【新版】アイスランド サガ
中世北欧文学の最高峰!13世紀のアイスランドで花開いた、王、豪族、美姫、戦士、農漁夫、ヴァイキングの乱舞する雄渾華麗な物語。幻の名著が、最新の研究を踏まえた図版・系図・地図・文献案内を備えて待望の復刊!「サガ」とは、語り、語られた出来事、物語の意。ヴァイキング時代に人びとがノルウェーからアイスランドへ入植した経緯、活躍した英雄、戦い、何代にもわたる血族同士の復讐の応酬、キリスト教以前の異教時代の魔法や幽霊、呪いなどを活写した壮大な史伝的散文作品が約二百篇ほど現代に伝わる。本書は質量ともサガ文学中の圧巻とされる六篇を収める。
エッダとサガエッダとサガ
いにしえのゲルマン人が育んだ、豊饒なる古典世界への扉を開く。古きゲルマン神話を伝える詩篇「エッダ」では、万物の父オーディン、槌をふるう雷神トール、ひねくれ者ロキといった神々と英雄たちが躍動する。欧州の初期中世文学に冠たる散文芸術「サガ」は、アイスランドの人々の生活や信仰、ヴァイキングの冒険などを生き生きと描く。日本における古北欧文学研究の第一人者が、古典のエッセンスを広く知らしめた名著。
現代北欧文学18人集現代北欧文学18人集
デンマーク4人、ノルウェー3人、スウェーデン4人、アイスランド3人、フィンランド4人-。青年の孤独と女性への憧れ、性の解放と人間の解放、濃密なエロスの世界、神の不在と魂の希求、戦争の深い傷痕、厳しい自然のなかの狩漁や漁撈の生活…ノーベル賞受賞作家をふくむ傑作集。巻末に編者による「現代北欧文学の概観と解説」を付す。
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